この記事では格安SIMに乗り換える前に理解しておくべきこと、メリットやデメリットについて掲載しています。
私自身は格安SIMへの移行を2016年に実行して以来、検証用を含めると8社(10タイプ)の格安SIMを利用してきました。
結論として、スマホの通信代が下がって良かったと感じています。
格安SIMはスマホや通信の固定費を安くしたいという方にはオススメです。
一方で注意しておくべきことがあります。
今回は格安SIMのメリット、デメリットや注意点について簡潔にお伝えします。
格安SIMへの移行に関する具体的な準備や手続きについては別の記事に記載していますので参考にしてください。
目次
格安SIMに乗り換えるメリット
固定費が安くなる
私の場合は現在、メインで使用するのがBiglobeモバイルで月6GBのプランで端末代を除く通信代が月額2,150円(税別)です。これはオプションや実際の通話の費用は除く月額の最低料金です。
次月(2020年6月)からはさらに3GBのプランにするので月額1,600円(税別)になります。端末は最近購入したiPhone SEの第2世代です。端末のコストは49,800円(税別、128GB)です。
端末を2年間使用するという前提で単純計算すると端末代込みで月額3,675円(税別)になります。
端末をもっと長く使うとさらに月当たりのコストはさらに下がります。
また、iPhoneの場合は2年使用程度だとオークションで売却するとそこそこの価格が付きますので新規の端末代に充当すると実質価格はさらに下がります。
SIMフリー端末を自由に選ぶことができる
端末代も安くしたい場合は旧型の機種や中古品を購入して使用することが可能です。
使用中の端末もSIMロック解除すればそのまま使用できます。
2015年5月1日以降に新たに発売された機種は解約前に店舗またはネットで手続きをすればSIMロック解除が可能です。
さらに最近では格安SIM事業者が独自にiPhoneの旧型や中古品をSIMカードとセットで販売しているケースもありますので、こうした端末を利用するという方法もあります。
2年縛りなどの最低利用期間が事実上存在しない(2020年10月以降の契約)
ほとんどの格安SIM会社の最低利用期間は12ヶ月(13ヶ月目)です。
しかも総務省の指導により最近(2020年10月以降)ではこの期間中でも解約した場合の解約金が1,000円または無料というのが実情です。
大手キャリアも同様に事実上、2年縛りというのはありません。
ただし、他社に移行(番号ポータビリティ/MNP)の際は転出元のキャリアに2,000円から3,000円程度の事務手数料を支払う必要があります。
デメリット
キャリアメールが使えなくなる
通信会社独自のメールアドレスが使えなくなります。
ただし、最近はメールを使わずにLINEで連絡するというのが主流のため、変更に伴う負担は少ないです。
一度、GoogleのGメールを取得しておけば、通信会社を乗り換えても、その度にメールアドレス変更の連絡をする必要がなくなります。
キャリアの独自サービスが使えなくなる
決済サービス、ネット通販やその他エンタメ系のサービスなどが使えなくなりますのでその準備が必要です。
一部回線契約がなくても使えるサービスはあるようですが、ほとんどのものが使えなくなります。
端末の割引がなくなる
端末にこだわりがなければこの点の問題はありません。
また総務省の指導で通信料金と端末代金は明確になってきました。今後この問題は徐々に解消されると思われます。
端末を分割払いで購入している場合、残額がある場合は条件次第で乗り換えと同時に残額を一括で支払う必要があります。
最後の月額支払いのタイミングで残りの端末代が上乗せされ請求されます。
端末の設定や回線の切替を自分で行う必要がある
自分では格安SIMへの乗り換えが難しいという場合は大手家電量販店で格安SIMを展開しいるので、大手量販店で相談するのも良いでしょう。
格安SIMの事業者も独自に店舗展開している場合がありますが、ブランドは限られています。
ほとんどがクレジットカードでの支払い
ほとんどの格安SIM事業者の場合、料金の支払いはクレジットカードによる決済になります。
店舗での支払いや銀行引き落としはできません。(一部例外あります)
格安SIMの速度に関する注意点
格安SIMは通信料金が安くなるのが最大のメリットですが、一方で通信速度やサポートなど不安な点もあります。
通信速度は最初は問題ない速度を維持していても時間の経過に伴い遅くなる場合があります。
私は過去にLINEモバイルのソフトバンク回線のタイプを契約(2018年10月)していたことがあります。
当初は速度に問題がなかったのですが、2019年に入ってからずいぶんと速度が落ちてしまい不満を持つようになりました。
そこで今年2019年11月に現在メインで使用しているBiglobeモバイルのAタイプ(au回線)に乗り換えました。結果、現在もメインとして利用できる通信速度の恩恵を受けています。
格安SIMの場合、店舗を持たない事業者がほとんどですからサポートについてはネットでの対応中心になります。
ただし、格安SIM事業者のWEBサイトである程度の対応が可能ですし、何かあればチャットなどでの対応があり、あまり心配する必要はありません。
格安SIMの料金は各社各様ですが大手キャリアと比べると格段に安くなります。
また安さだけでなく企業の規模や通信速度やサポートの評判なども気にしておくと良いです。
まとめ
現在は、大手キャリアを含めて格安SIM通信各社の契約条件が緩和されていますので、乗り換えがやりやすい環境になっています。
通信速度や料金、オプション、サービスなど不満があれば計画的に乗り換えを検討することでよりメリットのある格安SIMへの乗り換えができるようになりました。
さらに各社がお得なキャンペーンを行っている時に乗り換えると多くのポイントを受け取れたりすることもあります。
お安く快適にスマホが使える時代になってきました。最初のハードルさえ越えれば「意外と簡単だった」と思うかもしれません。
まだ大手キャリアをお使いで固定費を下げたいという方、キャンペーンを活用して経済的なメリットを受けたいという方は、格安SIM乗り換えを検討してはいかがでしょうか。
【おすすめ格安SIM各社】
✔︎ Biglobeモバイル→エンタメフリーオプションでYouTubeが見放題
✔︎ UQモバイル→混雑時間帯も通信速度が速い
✔︎ mineo→パケット放題Plus(通信速度最大1.5Mbps)で使い放題
✔︎ OCNモバイル→充実した料金プランとオプション
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