
2025年9月にSony製のフルサイズセンサー搭載のミラーレス一眼カメラ、α7CⅡ(ILCE-7CM2)を購入しました。この記事ではα7CⅡの購入経緯から、購入して良かったこと、気になることをお伝えします。
もともと、コスト面でAPS-Cセンサー搭載のSony α6700(ILCE-6700)のどちらにするか迷っている時期に、実機を見に行った量販店でα7CⅡが週末特価でかなり安くなっていたので購入を決定しました。決算時期ということもあったのかその後10月に入ると通常価格に戻っていました。購入時のコストという点では幸運でした。
一方でフルサイズセンサー機を購入したことでレンズなどのコスト面や重量面で気にしておくべきだったことを併せてお伝えします。
結論としては購入後の後悔はありません。ただし、今後のレンズ購入がコスト高になること、レンズ込みの重量が重たくなることは覚悟しておかなければなりません。引き換えに綺麗で明るい画質を愉しむことができそうです。
なお、私はカメラの専門家ではなく全くの素人ですので使用している用語や基準などは正確でないことがありますが、その点はご容赦ください。
購入目的
購入目的は二つあります。
一つ目は親族の結婚式での写真・動画撮影です。スマホでも綺麗な写真は撮れますが、記念すべき時により綺麗でリアルな記録を残しておきたいと考えました。
二つ目は定演退職後・老後の趣味として愉しみたいということです。スマートフォンでも綺麗な写真や動画は残せますが、スマートフォンでの写真や動画に限界を感じていたのが背景にあります。
フルサイズかAPS-Cか
機種の選定において検討すべきはフルサイズセンサー機にするかAPS-Cセンサー機にするか?ということでした。これはとても悩ましい選択でした。
フルサイズのメリットとデメリット
フルサイズセンサー機はセンサーサイズが大きく光を取り込める量が多いので明るく綺麗でノイズ(ザラザラ感)の少ない画像を残すことができます。
一方で本体とレンズの価格が高額になるため相応の予算を用意する必要があります。目安としてはキットレンズモデル(比較的安価なレンズが付いたモデル)で30万円以上の予算を組めることが条件です。
私の場合はたまたま安くなっていた時期でレンズキットで270,000円(税込)で購入できましたが、時期を外すとこの価格での購入は難しいでしょう。また、Sonyの場合はMy Sonyの登録をしてクーポンをもらえる設定にしておくとSony Store価格から割引が受けられます。
さらにフルサイズセンサー機はセンサーが大きいことからボディサイズが大きくなりがちで、重量も重たいものがほとんどです。レンズも同様に大きいものが多く、重量も重たいです。
カメラ本体とレンズで1Kgを超えるのは覚悟しておきましょう。
APS-Cのメリットとデメリット
APS-Cセンサー機のメリットはフルサイズ機と比べて価格が低く抑えられていることです。センサー自体が小さいことでボディも小さく出来ることが要因としてあります。
ボディが小さい分、重量も軽く仕上がっています。同様にレンズも比較的小さく軽いものが多いです。
手軽にはじめるには良い選択だと思います。
一方でフルサイズセンサー機と比べると取り込める光の量が少ないため、暗所ではノイズが載りやすいというデメリットがあります。日中の屋外や室内でも明るい場所なら気にする必要はありません。
また、最近のAPS-C機は性能向上が著しいのでここ2年くらいの間に発売された機種ならあまり気にする必要はないでしょう。
購入には至りませんでしたが、選択肢としてSonyのα6700も上がっていました。APS-C機としては数少ないボディ内手ぶれ補正搭載も有力候補とした理由の一つです。
購入品と購入時の価格
冒頭でも触れましたが購入品はα7CⅡ(ILCE-7CM2)のレンズキットです。家電量販店の特価で270,00円(税込)でした。
ただし、これだけでカメラとして使うことはできません。
まず、SDカードが必要になります。規格が基準を満たしている必要がありますし、動画を撮るのであれば容量もそこそこ必要です。SDXC-ⅡでV60の128GBを同時に購入しました。SDカードはAmazonが安いので量販店では買わないようにしましょう。私はすぐに使いたかったので量販店で同時に購入しましたが、後にAmazonで1枚追加購入しています。
バッテリーは1個付属していますが、充電器は付属しないので最低でもUSB-Cの充電用ケーブルが必要になります。私はスマホやタブレットなどの充電用ケーブルを数本所有しているので購入の必要はありませんでした。サードパーティの充電器も発売されているのでそうしたものを購入するのも良いでしょう。
また、必須ではありませんが、購入時にレンズに被せるプロテクトフィルターも購入しています。レンズ保護のためには備えておいた方が良いでしょう。
その後、使いながら必要だと思うものも購入しました。
予備のバッテリー1個、三脚、カメラ用バッグ、クリーンングキット、防湿用の密閉できるボックスや乾燥剤などです。今後も便利に使うために周辺機器を購入することになりそうです。
良かった点と気になる点
ここで良かった点と気になる点です。
良かった点
画質がとても良いということに尽きます。実際にAPS-C機は使っていませんので比較はできませんが、購入直後の旅行で夜の撮影をしたところ、わずかな灯りしかないところでもノイズが少なく綺麗な写真が撮れました。
フルサイズセンサー機としてはボディサイズがコンパクトで軽いです。本体とバッテリー、SDカードで500gを少し超える程度ですし、付属のレンズが約170gです。両方で670g程度なのでそれほどずっしりくる感じはありません。今後、本格的にズームレンズを付けると1Kgを超える予定ですが、ボディ本体で重量を絞ることができたのは良かったです。
気になる点
ボディは軽めですがレンズに凝り出すと重量が増えます。ズームレンズでそこそこの性能を求めるとSony純正の場合、レンズだけで600gは超えそうなのでこの点は覚悟しています。
APS-C用のレンズを使うという方法もありますが、そうするとフルサイズセンサー機を購入したメリットが薄まる(画角が変わる、画素数が減るなど)ので今のところ避けようと思います。
今後のレンズ沼を考えるとかなりコスト高になります。この点はデメリットといえます。今のところ一番気にしているのはコストです。
購入品はフルサイズセンサー機としてもかなりコンパクトな部類に入ります。そのためか、機能特にボタン類が割り切られているそうですが、初心者にはそこはわからないので今のところ不満はありません。
使用時に注意していること
私が気にしているのは次の点です。
・防湿。保管は自作の防湿ボックスに保管。乾燥剤はこまめに交換。防湿庫も購入できますが数万円するのでコスト優先で自作です。ボックス内の湿度計も必須です。
・使用時のストラップ掛け。落下事故防止です。今後は純正品以外の便利ストラップを探します。
・未使用時のレンズキャップ装着
・使用時は太陽光に注意。センサー保護のため。
・使用後はクリーニング。ゴミや埃は大敵。
まとめ
撮影技法はこれからです。購入後、約1ヶ月経ちました。写真撮影はわかり始めましが、動画はまだトライしていません。
とにかく撮りまくって慣れるしかありません。お散歩撮影中心で少しでも腕を磨きます。