AppleCareは必要か?Appleの延長保証"AppleCare+"(アップルケアプラス)に入るべきか迷っていませんか?
20年以上Appleの製品を使い続けている筆者は"AppleCare+"は"不要"と結論づけています。その理由は経験上ほとんど故障が無かったことや、過失による損傷が無かったからです。筆者自身と家族が20年以上Apple製品を使い続けていますが、AppleCare+未加入で困った!ということはありませんでした。
この記事ではAppleCare+が要らない理由、Apple製品の故障経験や一般的な故障率、AppleCare+の代わりになる保険について解説します。
筆者はMacを20年以上、iPhone・iPadを10年以上使っています。過去に数回"Apple Care+"に加入しましたが故障は購入後1年以内の初期不良か延長保証期間が過ぎてからの故障ばかりでした。これは"Apple Care+"による延長期間の恩恵がないということです。
月払いプランや年間プランが自動更新なので保証継続は可能ですが、支払い総額が増えてしまいます。
一方で"AppleCare+"は製品本体の修理だけでなく"テクニカルサポート"という製品の扱い・設定やソフトウエアに関するサポートも含まれるのがメリットです。わからないこと、煩わしいことやトラブル解消に時間を使いたくないユーザーには便利なサービスです。
テクニカルサポートは製品の扱いや端末の設定に不慣れなユーザーにメリットはありますが、ハードウェアの保証だけが目的なら"AppleCare+"(アップルケアプラス)は不要です。
どうしても落下による損傷や水没が心配というユーザーは"AppleCare+"だけでなく比較的安価なスマホ保険やモバイル保険を検討しましょう。
"Apple Care+"とは?
AppleCare+は有料の延長保証であり製品の故障や過失損傷の修理だけでなく機器本体の設定などのテクニカルサポート付きの保険・サービスです。
ここでは”AppleCare+”の保証範囲や期間について簡単に紹介します。
保証範囲と保証期間
Appleの製品には購入後1年間のハードウエア限定保証と90日間の無償テクニカルサポートが付いています。
さらに"Apple Care+"(アップルケアプラス)に加入すると保証期間が延長されます。保証期間は機種や"年払い"、"月払い"、"一括払い"、によって異なります。
"年払い"と"月払い"は解約しない限り支払い続けることになり保証期間も延長されます。
なお、無償修理の対象が"製造上の不具合と材質の不具合"に限られるということは理解しておく必要があります。故障したからといってなんでも無料で修理できるわけではありません。
”AppleCare”(無料)と”AppleCare+”(有料)の違いは以下の表の通りです。
種別 | 保証内容 | 保証範囲 | 保証期間 |
AppleCare | 1年間のハードウエア限定保証 | 製品に起因する故障(無償修理) | 1年間のハードウェア製品限定保証と90日間の無償テクニカルサポート |
AppleCare+ | 延長された期間のハードウエア保証とテクニカルサポート | 製品に起因する故障(無償修理)+過失や使用による損傷・劣化箇所の修理(自己負担金あり)+テクニカルサポート | 3年間(または2年間)製品や支払い方法(年払い、月払い、一括払い)により期間延長可能 |
"AppleCare+"は過失による損傷の場合に自己負担金が必要になりますが、"AppleCare+"未加入よりも安価に修理サービスを受けることができます。さらに、劣化による無償のバッテリー交換も対象に含まれます。バッテリー劣化が早いユーザーにはメリットがあるように見えますが、"AppleCare+"の費用とバッテリー交換の費用を比べるとメリットがあるとは言えません。
関連記事:AppleCare+(延長保証)の保証規約で保証の対象範囲を確認してみよう!
参考記事:iPhoneのバッテリー最大容量の減りが早い原因と対策7項目!
参考記事:iPhoneバッテリー交換10,500円〜|非正規店は要注意!

【実例】Apple歴20年以上の経験とAppleCare+不要の理由
ここで筆者の修理経験とAppleCare+加入・未加入による費用の検証をします。
筆者の故障・修理経験
筆者の場合、この20年間でApple製品の修理とバッテリー交換の経験は合計6台です。
機種 | 故障状況 |
Mac mini | 購入直後に冷却ファンが止まらず爆音、1年のハードウェア限定保証期間内で無償修理 |
MacBook Air | 購入から3年6ヶ月で起動できず、ロジックボードとバッテリー交換で58,300円/税込 |
MacBook Pro | 購入から3年4ヶ月でバッテリーが膨らむ、バッテリー交換で21,780円/税込 |
iPhone | 自然劣化によるバッテリー交換(計3台) いずれも購入から2年以上、5,940円/税込 |
Macは1年以内または3年越えての修理、iPhoneは3台とも2年越えでバッテリー交換という状況です。iPadに至っては最長6年使った機種でも故障や過失損傷は1回もありません。
この状況だけで考えると"Apple Care+"(延長保証)に加入していたとしても保証期間切れまたはコスト増で恩恵を受けることはできません。保証を更新して費用を支払い続ければ保証が受けられた可能性はありますが、"Apple Care+"の費用がさらに増加するということになります。
また、筆者の場合は機器の扱いに慣れていますし、修理以外ほとんどのことは自己解決できます。そのため私自身は"Apple Care+"(アップルケアプラス)は必要ないと判断しています。
検証:AppleCare+加入と未加入のコスト比較(iPhoneの場合)
ここでiPhone14(無印)を例にAppleCare+加入の場合と加入しない場合の費用を検討してみましょう。あくまでも単純計算ですので参考程度にしてください。
iPhone14 (無印)で盗難・紛失保証なしで2年加入で想定します。この場合月額1,180円×24ヶ月で計28,320円です。2年間でバッテリー交換が1回とするとAppleCare+未加入の場合のバッテリー交換費用は15,800円です。これなら未加入で普通にバッテリー交換するほうが費用は安くなります。しかもAppleCare+加入でバッテリー交換が無償になるのはバッテリーの最大容量が80%未満の場合に限ります。ヘビーユーザーでもない限りバッテリー最大容量が80%を下回るには少なくとも2年は必要です。
iPhon14(無印)の場合 | 掛け金 | バッテリー交換 |
---|---|---|
"AppleCare+"2年加入(月払い) | 28,320円 | 0円(最大容量80%未満であること) |
"AppleCare+"未加入 | 0円 | 15,800円 |
次に画面割れを仮定するとAppleCare+未加入の場合の画面割れ修理費用は42,800円です。3年間AppleCare+加入の場合は自己負担金として3,700円必要ですからかかる費用は自己負担金分が増加します。画面や背面はケースで保護する場合がほとんどなので画面割れや背面のガラス割れのリスクは低いでしょう。
iPhon14(無印)の場合 | 掛け金 | 画面割れ修理 |
---|---|---|
"AppleCare+"3年加入(月払い) | 42,800円 | 3,700円(自己負担金) |
"AppleCare+"未加入 | 0円 | 42,800円 |
バッテリーの消耗対策やケースによる筐体保護などの対策をすれば修理の可能性をある程度減らすことが可能です。高額のAppleCare+加入よりも本体の保護に費用を使う方がコストパフォーマンスが高いと言えます。
参考記事:MacBook Pro (2016)のバッテリーが膨らんだので修理!
参考記事:MacBook Airが起動しない時は修理で解決!費用・金額など修理詳細を解説!
AppleCare+の加入率は約5%
では、AppleCare+の全体の加入率はどれくらいでしょうか。
Appleのサブスクリプションサービスの実態を調査したレポートがあります。
https://cirpapple.substack.com/p/apple-services-not-as-dominant-as
海外の記事ですがこれを見るとAppleCare+(延長保証)の加入率は約5%と報告されています。Apple製品購入者100人のうち5人が加入しているということになります。
とても少ないですよね。推察の範囲ですが、これは掛け金が高額であることやそもそもメリットを感じないというのが理由かもしれません。または代替のスマホ保険やモバイル保険に流れている可能性もあります。
一方こちらは国内の調査レポートですが、AppleCare+加入者の満足度は高いようです。加入者の過半数の57.6%が「(やや)満足している」と回答しています。ただし、その理由がAppleへの信頼感や安心感に起因していることは気になります。
逆に「どちらともいえない」と「(やや)不満」を合わせると42.4%になるという点も注目できます。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000076752.html
この調査で保険会社が提供するスマホ保険やモバイル保険の満足度が70.3%に達している点は注目しても良いでしょう。満足度が高い理由として掛け金の安さがトップに挙げられています。やはり安さがポイントです。
別の調査でAppleが壊れにくいパソコンメーカーランキングの4位に名前が挙がっています。3万人を対象として調査ではありますが、信頼しても良いと思います。
すでに記載した通り、筆者の20年以上、iPhone・iPad・Mac・Apple Watch合わせて約30台のApple歴の中でも自然故障が極めて少ないことも参考になります。
初期不良は無料の1年保証に任せて過失損傷は保険会社のスマホ保険やモバイル保険でカバーするのが、コストパフォーマンスが高そうです。
故障率で見ると"Apple Care+"は不要
ここで、故障率の推移はどのようなものか、一般的な工業製品の故障率について確認します。
初期不良が発生しやすい期間は最初の1年間
初期不良とは潜在的な製造上・設計上の問題あるいは部品や材質の問題によって使用開始直後に不具合が発生することです。
初期不良が発生する確率は購入直後(初期故障期間)が最も高く時間経過とともに低下していきます。そして一定の期間を経て安定した(低い)故障率(偶発故障期間)に落ち着きます。

一般的な工業製品には1年の保証期間が無料で付いています。これは初期不良への対応を想定したもです。つまり故障は購入後1年以内に発生することが多いということです。
※現在、Mac本体のAppleCare+は年間プラン(有料)の登場により解約しない限り保証が継続されますが、継続すればするほど支払い総額が増えます。
使用過程における消耗や劣化
工業製品を長期間使用すると摩耗や部材の疲労などで徐々に劣化します。
初期不良の発生しやすい期間をすぎると故障率は低下しますが、さらに使用を重ねていくと部品の動作や干渉・嵌合(かんごう/重なり合いや接合)の状況、熱・湿気やホコリなど様々な要因で劣化・摩耗します。こうした使用の影響により故障が発生します。(摩耗故障期間)
初期故障期間には高かった故障率は徐々に低下します。故障率が最も低下した偶発故障期間が一定期間継続し、その後時間経過とともに摩耗・劣化によって故障率が再び上昇します。
つまり"Apple Care+"による延長期間(購入後1年以降)が故障率の最も安定した(低い)期間にあてはまる可能性があります。(月払いや保証期間を更新した場合を除く)
このように故障率の推移を考えると"AppleCare+"による有料の保証延長における製品に起因する故障の可能性が低く"AppleCare+"加入によるメリットは低いです。保証を延長すればさらに費用がかさみ、より一層メリットが少なくなります。
関連記事→“AppleCare+“ を故障に遭遇する確率でみるとメリットが少ない!
スマホ保険やモバイル保険でカバー!

筆者の場合、勤務先で加入している団体損害保険でスマホの液晶割れや携行品保証などもあるので過失による損傷については対応が可能です。ただし過失による損傷が対象であり、自然故障は保証対象外です。
すでに加入している保険で過失による液晶画面割れや損傷の保証に対応できるかもしれませんので、そうした保険に加入していないか確認すると良いでしょう。
また、スマートフォンやモバイル端末向けの保険が販売されていますのでこうした保険を活用することもできます。保険各社によって対象機器や保証範囲が異なりますが、比較的安価な掛け金で加入できますので一考の価値があります。
ここで"AppleCare+(延長保証)"の代替として選択肢となるスマホ・モバイル保険について考えてみましょう。
"AppleCare+(延長保証)"に加入しなくてもApple製品の購入時についてくる"1年限定保証AppleCare"とスマホ・モバイル保険類を組み合わせることで安価に過失損傷などに対応することができます。
そこで、"AppleCare+(延長保証)"に代わる3社の保険について比較をします。
✔︎ スマホ保険(justInCase社)→スマホ対象、通信会社の制限なし)
✔︎ スマホ保険(Mysurance社)→スマホ対象、格安SIM専用
✔︎ モバイル保険(さくら少額短期保険社)→モバイル保険、モバイル機器全般対象
いずれも特徴がありますので、保証対象・範囲や条件を確認していきましょう。
なお、一般のスマホ保険、モバイル保険は"AppleCare+(延長保証)"の特徴であるテクニカルサポートの類は含まれていません。テクニカルサポートが必要なユーザーは"AppleCare+(延長保証)"一択になります。
"AppleCare+"の代替としてのスマホ・モバイル保険比較一覧
今回取り上げる3社の保険比較表です。(クリックすると別ウインドウで閲覧できます)
スマホ限定、格安SIM限定、モバイル機器全般が対象となるなど各社で対象範囲が異なります。
月額の掛け金も各社各様で400円程度から1,000円超まであります。
保証範囲や免責内容には大きな違いが見られません。
モバイル機器全般が対象となるモバイル保険が柔軟に利用できる分、複数端末を所有するユーザーには便利かもしれません。
いずれも免責事項があることやメーカー保証範囲は対象外となる点について把握しておく必要があります。

スマホ保険(justInCase社)
iPhone、Androidスマホが対象になります。
通信会社は限定されません。一方で月額の掛け金は端末によって格差があります。
iPhoneの場合、最新でハイエンドの端末の掛け金は月額で1,000円を超えます。
Android端末の掛け金は安価で一定です。
修理は自己負担金が必要で修理回数に従って自己負担金が積み上げられます。
加入4ヶ月目以降は掛け金が平均3割程度割引になるのが特徴です。取扱の丁寧さをアプリでスコア化して割引率が変動します。
1契約1台となります。
スマホ保険(mysurance社)
格安SIM専用です。そのためdocomo、au、SoftBankで契約している端末は加入できませんが、サブブランドは加入可能です。
プランが2種類あります、画面割れや画面損傷だけが心配なら月額200円のプランで十分でしょう。
修理の際は3,000円の自己負担金が必要です。
1契約1台となります。
モバイル保険(さくら少額短期保険社)
モバイル機器全般が対象です。そのため複数端末を3台まで契約して柔軟に活用することができます。
スマホ、タブレット、PC、Mac、スマートウオッチ、ゲーム機、ワイヤレスイヤフォンなどWiFiやBluetoothを内蔵した端末で新規購入から1年以内(メーカー保証がある状態)であれば加入可能です。
月額費用が700円ですが、3台登録して幅広くリスクを回避することができます。
スマホ・モバイル保険の注意点/メーカー補償とのすみ分け
ここで紹介した3社の保険について共有の注意事項は次の通りです。
✔︎ メーカー保証の範囲は対象外となり保険金が支払われません
✔︎ 故意、重大な過失、法令違反、自然の消耗や劣化(バッテリーも)、機能に影響しない外観上の損傷などは対象外となり保険金が支払われません
また、各社の約款により保険金の支払い条件や免責事項が細かく設定されています。
保険加入の際は約款を確認してください。
AppleCare+に関するQ&A
Q:AppleCare+とは何ですか?
AppleCare+は、Apple製品の保証と技術サポートプランです。製品のハードウェアの保証期間を有料で延長し、追加のサービスを提供します。
Q:AppleCare+にはどのようなメリットがありますか?
AppleCare+には、製品のハードウェアの保証期間が延長されるほか、修理や交換のための優れたサポートも提供されます。さらに、事故による損傷に対する割安な自己負担金によるサポートも含まれる場合があります。
Q:AppleCare+はどの製品に対して利用できますか?
AppleCare+は、iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、HomePod、AirPods、iPod touchなど、さまざまなApple製品に利用できます。ただし、一部の製品には利用できない場合もあります。
Q:AppleCare+に加入できるタイミングはいつですか?
AppleCare+に加入するには、製品を購入後の一定期間内(日本国内では30日以内)に申し込む必要があります。詳細な期間は国や地域によって異なる場合がありますので、Apple公式ウェブサイトや販売店で確認してください。
Q:AppleCare+の価格はどのくらいですか?
AppleCare+の価格は、製品の種類や地域(国)によって異なります。詳細な価格については、Apple公式ウェブサイトや販売店、またはこのページの後段で確認してください。
Q:AppleCare+に加入しないとどうなりますか?
AppleCare+に加入しない場合、製品のハードウェア保証は通常(1年間)の製品保証期間のみが適用されます。また、事故や損傷による修理や交換には追加の費用がかかる場合があります。
AppleCare+ の料金(製品別)
ここでAppleCare+の料金(掛け金)を紹介します。
※各料金は記事作成または更新時のものです。
【AppleCare+ for Macの料金】
Mac:"AppleCare+"料金(税込) | |
MacBook Air(13インチ/M1) | 9,400円/1年間、25,800円/3年間 |
iMac Mac Studio | 9,400円/1年間、24,800円/3年間 |
MacBook Air(13インチ/M2) | 10,800円/1年間、29,800円/3年間 |
MacBook Air(15インチ) MacBook Pro(13インチ) | 12,800円/1年間、34,800円/3年間 |
MacBook Pro(14インチ) | 14,400円/1年間、38,800円/3年間 |
MacBook Pro(16インチ) | 19,800円/1年間、53,800円/3年間 |
Mac mini | 5,800円/1年間、15,400円/3年間 |
Mac Pro | 26,800円/1年間、74,800円/3年間 |
https://www.apple.com/jp/support/products/mac/(外部リンク)
Macの場合、"AppleCare+"加入の必要性を感じません。実際に筆者は多くのMacを使ってきましたが、購入後1年以内の初期不良1台と4年目以降の摩耗や消耗による故障2件を経験しました。これは"AppleCare+"に加入していてもメリットがないということをたった1ユーザーの経験で理解できます。
仮に補償を延長していたとしてもその分コストが増加しますからメリットはありません。
※1年間プランは解約しない限り自動更新
【AppleCare+ for iPadの料金】
iPad:2年間の"AppleCare+"料金(税込) | |
iPad iPad mini | 10,800円(月払い550円) |
iPad Air | 11,800円(月払い580円) |
iPad Pro(11インチ) | 19,400円(月払い980円) |
iPad Pro(12.9インチ) | 21,800円(月払い1,100円) |
※月払いプランは解約しない限り自動更新
https://www.apple.com/jp/support/products/ipad/(外部リンク)
今までiPadを5台利用しましたが、故障は1度もありません。最長で6年以上保有しているのが初代の"iPad Pro 9.7インチ"で今も現役で故障もなく使っています。iPadの場合、落下によるリスクが高いとは言えませんから"AppleCare+"は不要です。
【AppleCare+ for iPhoneの料金】
iPhone:2年間の"AppleCare+"料金(税込) | |
iPhone SE 第3世代 | 11,800円(月払い580円) |
iPhone15 iPhone 14 iPhone13 | 23,800円(月払い1,180円) |
iPhone15・14 Plus | 28,800円(月払い1,380円) |
iPhone 15 Pro(Max) | 31,800円(月払い1,580円) |
盗難・紛失プラン/iPhone:2年間の"AppleCare+"料金(税込) | |
iPhone SE 第3世代 | 14,800円(月払い740円) |
iPhone15 iPhone 14 iPhone13 | 26,800円(月払い1,340円) |
iPhone15・14 Plus | 31,800円(月払い1,540円) |
iPhone 15 Pro(Max) | 34,800円(月払い1,740円) |
※月払いプランは解約しない限り自動更新
https://www.apple.com/jp/support/products/iphone/(外部リンク)
"iPhone"シリーズについては"AppleCare+"に加入することを必ずしも否定しません。理由は常に持ち歩くことで落下による損傷リスクが高いことです。さらにバッテリー劣化も他の製品と比べると速いでしょう。損得で考えると必ずしもメリットがあるとは思いませんが、保険という前提であれば丁寧なサポートが受けられるという点もふまえて加入しても良いと考えています。ただし、iPhoneについては他のモバイル保険やスマホ保険を検討することも選択肢となります。
【AppleCare+ for Apple Watchの料金】
Apple Watch:2年間(Hermesは3年間)の"AppleCare+"料金(税込) | |
Apple Watch SE | 6,800円(月払い340円) |
Apple Watch Series9 | 11,800円(月払い580円) |
Apple Watch Ultra | 14,800円(月払い740円) |
Apple Watch Hermes | 21,800円(月払い740円) |
※月払いプランは解約しない限り自動更新
https://www.apple.com/jp/support/products/watch/(外部リンク)
【AppleCare+ for Apple Displayの料金】
Apple Display:"AppleCare+"料金(税込) | |
Apple Studio Display | 9,000円/1年間、24,400円/3年間 |
Pro Display XDR | 28,800円/1年間、77,800円/3年間 |
https://www.apple.com/jp/support/products/display/(外部リンク)
※1年間プランは解約しない限り自動更新
【AppleCare+ for Headphonesの料金】
Headphones:2年間の"AppleCare+"料金(税込) | |
Air Pods、Air Pods Pro、Beats | 4,600円/2年間 |
Air Pods Max | 7,800円/2年間 |
いかがですか?どのApple製品も数千円から7万円台まで、けっこうな金額ですよね。iPhone、iPad、Macを所有して、この金額を払い続けると相当な金額になります。2022年7月1日の値上げでさらに加入しづらくなりました。
アドバイスするまでもありませんが、製品購入後はすぐに使用開始するということです。購入時に付いている保証はあくまでも"購入後1年間"です。初期不良は使用開始後すぐに発現するわけではありません。メーカーはユーザーの使い方まで考慮しませんので、とにかく購入したらすぐに使い始めることをおすすめします。
【AppleCare+ for Apple TVの料金】
Apple TV:3年間の"AppleCare+"料金(税込) | |
Apple TV | 4,200円/3年間 |
https://www.apple.com/jp/support/products/appletv/ (外部リンク)
【AppleCare+ for HomePodの料金】
HomePod:2年間の"AppleCare+"料金(税込) | |
HomePod | 6,400円/2年間 |
HomePod mini | 2,200円/2年間 |
https://www.apple.com/jp/support/products/homepod/ (外部リンク)
まとめ
筆者は過去に3回"Apple Care+"に加入したことがありましたが、結局メリットはありませんでした。この経験から"Apple Care+"加入の必要がない、という結論になりました。
現在のように月払いプランや年間プランで自動更新して保証を継続する方法はありますが、支払い総額が増えますし、保証範囲内の故障が少ないので必ずしもメリットはあるとは思いません。
一方でiPhoneのように持ち歩く機会が多い端末は"Apple Care+"加入を検討しても良いと思います。理由は使用する機会が多くその分、過失による損傷やバッテリー劣化の可能性が高くなるためです。この場合もコストメリットはほとんどありませんが、保険ということで安心代ということになります。
"Applecare+"はリスク(故障や過失損傷の可能性)とコスト、さらにテクニカルサポートを必要とするか否か、などを検討材料にします。
iPhoneを落下損傷させた、バッテリーの劣化が激しく交換した、などの経験やリスクを感じるのであれば、"Apple Care+"を検討しても良いと思います。
私はiPhoneやその他のMacで過失による損傷の経験はありませんし、自然故障や劣化も購入後1年以内、もしくは購入後3年以上という経験しかありません。
"AppleCare+"はテクニカルサポート付きの保険という視点で検討しましょう。
参考になれば幸いです。
参考記事→整備済みMac mini 購入、MacBook Proから乗り換えた理由
関連記事→AppleCare+(延長保証)の保証規約で保証の対象範囲を確認してみよう!
関連記事→“AppleCare+“ を故障に遭遇する確率でみるとメリットが少ない!
参考記事→iPhoneを手に入れる賢い方法とコスト抑制のテクニック
<ガジェットブログ:Tangerine>