iPad おすすめ容量の選び方:64GB vs 256GB、徹底解説!

iPadのストレージ容量、64GBで十分?それとも256GB以上が必要?写真や動画、アプリなど、あなたの使い方に合った最適な容量は64GB?それとも256GBか?価格も気になるところですよね。この記事ではiPadのストレージ容量の選び方に迷っている方に向けてポイントを徹底解説します。

※ストレージ容量とはiPad本体内に保存できるデータ量のこと。稀に"ギガ数"という言い方をする場合がある。

結論としては次の3つを挙げています。

ストレージ選択ポイント

  • 動画視聴やウェブ閲覧などコンテンツ消費だけなら64GB
  • コンテンツ作成やゲームやアプリを多く使うなら128GB(Proのみ)または256GB
  • メインマシンとして仕事・プライベートで使うなら512GB以上(Proのみ)

エンタメに特化するなら64GBの容量で十分です。ストリーミングで動画や音楽を楽しむ場合は、データをダウンロードする必要がないため64GBが向いています。

写真や動画の撮影や編集を頻繁に行うなど、クリエイティブな活動を楽しむなら、128GB(Proのみ設定)または256GBがおすすめです。制作物やデータが増えるほど、容量の大きいストレージは必要不可欠です。

iPadを仕事とプライベートの両方で活用するなら、512GB(Proのみ設定)以上がオススメです。ビジネス文書、プレゼンテーション、プライベートな写真や動画など、多岐にわたるデータを一台のiPadで管理するためには、十分なストレージ容量が必要です。

後から容量を増やすことができないので、初めから適切な容量を選ぶことが大切です。さまざまな使用シーンに合わせて、最適なiPadのストレージ容量を選び、快適なiPadライフを楽しんでください。

64GBで足りるユーザーは動画・WEBなど情報収集中心

エンタメや情報収集(動画視聴・WEBサイト閲覧)がメインなら64GBで足ります

理由は簡単。動画をストリーミングで視聴したりWEBサイト閲覧だけならiPad本体に保存するデータ量が少なく済むからです。

YouTubeやNETFLIX、HULUなどの動画、Apple Music、Spotify、Amazon Prome Musicなどの音楽配信サービスの利用が中心ならiPad本体に大量のデータ保存をしないので、ストレージ容量を圧迫することはありません。(ダウンロード視聴は除きます)

WEBサイトの閲覧もデータ保存量が少ないので64GBで足ります。

もし、動画視聴、音楽を楽しむ、WEBサイト閲覧以外にも利用目的がある場合は256GBまたはそれ以上のストレージ容量を選ばないと後悔することになるでしょう。

なお、ストレージの容量は理論上の保存容量です。OSやシステムがある程度の領域を使用しますので、64GBの場合、実際には50数GBの保存容量になります。

以下は筆者の"iPad mini(第5世代)"のストレージの空き状態です。

iPadデータ保存の状態

音楽や動画はストリーミングサービスなのでデータ保存はほとんどありません。写真の保存枚数は"Google Photo"を使って退避し、さらにMac本体にデータを移しているので、写真の保存枚数は少ないです。

256GBが必要なユーザーはビジネス利用、制作物など多用途

ビジネス利用が多い、動画編集やイラスト、画像などの制作物が多い、アプリやコンテンツをたくさんインストールしたいiPad本体にデータを多く保存したいというユーザーは256GB(以上)が必要です。

動画編集のデータはギガバイト(GB)単位でデータがたまりますし、写真も枚数が多いとデータ量を圧迫します。

アプリ、特にゲームはデータがふくれ上がります。

利用目的が単一ではなく多用途を想定するなら容量はできるだけ多いほうが良いです。

"iPad mini"、"無印iPad"、"iPad Air"の3機種はストレージの構成が64GBと256GBです。

"iPad Pro"(11インチ、12.9インチ)は128GB、256GB、512GB、1TB、2TBの5つの構成になります。

外出時にiPad本体に保存したデータを利用することが想定されるならできるだけ多くの容量を選ぶべきです。

保存できる容量を増やすとそれだけ価格も跳ね上がりますが、目的を満たすためには必要なコストです。予算の許す範囲でできるだけ容量を増やすようにしましょう。

後から容量を追加できないことは理解しておくべきです。

iPad Proなら容量選択の幅が広がる

ここまで一般的な64GBと256GBの容量について説明しましたが、iPad Proの場合は他の機種にはない128GBや512GB、1TB、2TBといった容量を選択することができます。

特に128GBは絶妙な選択肢です。新品の場合は高額ですが、Appleの整備済製品であれば新品のiPad Airの256GBと価格差が少ないので選択肢に入ります。

より大容量のストレージはクリエイター向けといえます。

学生が勉強に使用する場合のおすすめ容量

学生が勉強に使用する場合のおすすめ容量はどうでしょうか?

情報収集やテキスト(文字)中心のレポートや資料作成であれば64GBで足ります。

私の子供が大学生の頃、制作物はテキスト中心のレポートや卒論でした。文系でしたので複雑なコンテンツや画像などを扱うことは少なかったのでストレージを大量に使用することはありませんでした。

一方で、複雑なコンテンツや専用または特殊なアプリ、動画・画像やイラストを扱うことが想定される場合は256GBが選択肢になります。

クラウドのストレージを利用することも可能ですが、通信やストレージサービスにかかるランニングコストを考慮するとできるだけiPad本体にデータを保存するほうが経済的も効率的にも扱いやすいでしょう。

iPadの容量(ストレージ)構成と価格

ここで現行のiPadのストレージ別の価格を紹介します。

ストレージは後で追加できませんから、64GBで十分なユーザーでも、予算に余裕があればより多くの容量を選択しましょう。

iPad

iPadのストレージ構成と価格(2023年8月現在)

機種通信機能64GB256GB
iPad mini(第6世代)Wi-Fi78,800円102,800円
Wi-Fi+Cellular102,800円126,800円
iPad(第10世代)Wi-Fi68,800円92,800円
Wi-Fi+Cellular92,800円116,800円
iPad(第9世代)Wi-Fi49,800円71,800円
Wi-Fi+Cellular69,800円91,800円
iPad Air(第5世代)Wi-Fi92,800円116,800円
Wi-Fi+Cellular116,800円140,800円
機種通信機能128GB256GB512GB1TB2TB
iPad Pro11(第4世代)Wi-Fi124,800円140,800円172,800円236,800円300,800円
Wi-Fi+Cellular148,800円164,800円196,800円260,800円324,800円
iPad Pro12.9(第5世代)Wi-Fi172,800円188,800円220,800円284,800円348,800円
Wi-Fi+Cellular196,800円212,800円244,800円308,800円372,800円

こうして見ると"iPad Pro"の128GBの設定は実に絶妙な設定です。64GBでは不安だけど256GBでは多いというユーザーは128GBが選択肢に入るでしょう。Wi-Fiモデルで十分というユーザーは"iPad Pro"11インチの128GBモデルも検討価値があります。

iPadの空き容量の増やし方

iPadの空き容量を増やすには工夫が必要です。空き容量を増やすといっても後付ができませんので元々の容量が増えるのではなく無駄なデータを減らす工夫をするということです。

  • こまめなデータの整理
  • 外部ストレージにデータを移動する
  • ストリーミングサービスの活用
  • クラウドストレージの活用

参考記事→iPhoneとiPadのシステムデータ問題解決:|ストレージ最適化テクニック

筆者の場合は撮影した写真と動画を"Google Photo"というアプリを利用してデータを移動した後にiPad本体からデータを削除しています。これに加えてMac本体にも写真・動画データを移動しています。この方法はiPhoneでも利用しています。

クラウドサービスの利用。筆者の場合はiCloudを利用しています。AppleのApple OneというサービスでストレージだけでなくApple MusicやApple TV+などとのバンドルサービスです。ファミリータイプでも月額2,000円弱で利用できます。

音楽視聴と動画サービスはストリーミングを活用してできるだけダウンロードは利用しないようにしています。

さらに外部ストレージを利用する方法がありますが、この方法はアダプターやハブが必要になったり、機種によっては動作にクセがありますので注意が必要です。アダプターは数千円もあれば用意できますので、試してみるのも良いでしょう。

注意が必要なのがアプリの容量です。アプリ本体は端末に保存することになり、クラウドストレージや外付けのストレージに保存することができません。アプリをたくさん使うユーザーはこの点を理解しておく必要があります。

筆者はいざというときのためにLightning用のサードパーティ製アダプターを用意しています。

注意ポイント!

Lightning端子の場合はアダプターに電源供給が必要になのでコンセントやモバイルバッテリーがないと使用できません。

ライトニングカメラアダプター画像

このアダプターはUSB-A端子(右側)にストレージを接続し、Lightnig端子(左側)で電源を取ります。

参考記事:iCloudの一時利用で機種変更時のバックアップ容量不足を無料で対策 

まとめ/利用目的や利用シーンを想像して選ぼう

iPadの容量選択は、あなたの利用方法に合わせて賢明な選択をすることが重要です。過去の経験がある場合は、それを参考にすることも一つの方法です。しかしながら、初めてのiPad購入の方には、この記事のアドバイスをぜひ活用してみてください。自分の使用シーンやニーズに合わせて最適な容量を選ぶことで、快適なiPadライフを実現できます。

また、予算も考慮しながら選ぶことも重要です。動画やウェブ閲覧のための軽い使用なのか、写真編集やクリエイティブな活動、ゲームを楽しむための十分な容量が必要なのかを考えながら選ぶことが大切です。どの用途にも、適切な容量が必要です。

最後に、容量選択は一度選んだら後から変更できないことを覚えておいてください。自分の使用スタイルや将来の使用量の増加を見越して、慎重な検討をお勧めします。iPadの魅力的な機能を最大限に活用するために、適切なストレージ容量を選んで、より充実したiPad体験を楽しんでください。"

参考記事:M1チップ搭載のiPad Air 第5世代に魅了された!驚きのアップグレード

参考記事:iPhone,iPadの容量確認と減った時のおすすめ対策

参考記事;2022年最新iPadの選び方|容量・Wi-Fi・セルラー|Pro・Air・mini・無印

参考記事:iPad、自宅中心は”WiFi”、外出中心は”WiFi+セルラー”で決まり!その理由を解説

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