おすすめ格安SIMのmineoを長年のmineoユーザーが良い点・気になる点を徹底解説します。mineoのどの料金プランが自分にぴったりなのか?通信速度は遅いのか?どの回線を選べば良いのか?パケット放題Plusは使いやすいのか?
筆者はmineoをメインの回線として契約中です。過去からメイン回線、サブ回線として何度も契約しています。経験をふまえた感想などもぜひご覧ください。
結論としては「平日昼12時台の通信速度の遅さを許容できるユーザーにはとても使いやすい格安SIM」です。通信速度が遅いといっても平日の昼12時台にスマホをあまり使わないユーザーには気にならないレベルです。
mineoの特徴
mineoにはデータ量で選ぶ"マイピタ"プランと通信速度で選ぶ"マイそく"プランがあります。様々な料金から自分に合ったプランを選ぶことができます。
回線は3種類のキャリア、docomo、au、Softbankから選ぶことができるので自分の行動範囲や電波環境に合わせて最適な回線を選ぶことができます。ちなみに筆者は自宅や職場、よく行く場所でauの通信状況が良好なのでAタイプ(au)を利用しています。
mineoは特定の混雑する時間帯、特に平日の昼12時台の通信速度が難点ですが、この時間帯にヘビーな使い方をしないユーザーにとっては問題になりません。
通信速度
通信速度は特定の時間帯を除くと速いです。サブ回線でpovo2.0(au)を利用していますが、比較するとmineoのほうが早い時があります。筆者は現在Aタイプ(au)を利用しており混雑する時間帯を除けば極めて快適に使用できています。
理解しておくべきことは次の時間帯や場所では通信速度が遅くなることです。
筆者がストレスを感じるのは退勤後の地下鉄乗車時で午後6時台です。通信速度が低下してもApple Musicなど音楽アプリのストリーミング利用で再生が止まることはあまりないのですが、退勤後の地下鉄乗車中だけはなぜか再生が止まる現象が見られます。特に初めて再生する楽曲にこの傾向が見られます。頻繁ではありませんが、イライラします。
あとはブラウザでの情報収集も我慢を強いられることがあります。筆者の場合はサブ回線に切り替えたりすることで対策しています。
こうした混雑時間帯にあまりスマホを使わないまたは重たい動作をさせないユーザーにとっては問題ありません。
メリット
混雑時間帯の通信速度低下の影響を受けにくいユーザーには選びやすい、使いやすい格安SIMです。
混雑する時間帯を除くと100Mbpsを超えることが多く、200Mbpsを超えることもあります。
デメリット
デメリットは少ないですが、肝心な通信速度が混雑時間帯にかなり遅くなることはスマホを使う上では大きなデメリットになります。
"マイピタ"料金プランは他の格安SIMと比べるとそれほど安いわけではなく無難なレベルに落ち着いています。特に小容量のプランは他社と比べると割高です。
"マイそく"料金プランは平日昼12時台の速度制限の影響で事実上この時間帯は通信できないと考えたほうが良いでしょう。
コミュニティが活発
マイネ王
マイネ王は「Q&A」、「レビュー」や「アイデアファーム」といったコミュニティでユーザー同士で助け合う場です。また「公開情報」として毎月の通信速度の情報も掲載されています。ユーザー間の情報だけでなく格安SIMやモバイル通信に関する知識を習得することもできます。
マイネ王へのリンク(外部リンク)→https://king.mineo.jp/
フリータンク
フリータンクはユーザー同士で余ったパケットをシェアできるサービスです。繰越期限が迫ったけど使いそうにないパケットをフリータンクに入れ、逆に足りなくなった時はフリータンクからパケットを引き出すという仕組みです。利用にはいくつかの条件がありますが、この条件を満たせば無料で利用することができます。
かなりの量のパケットが溜まっていることがあるので条件を満たすユーザーは使わない手はないです。詳細は以下のリンクを参考にしてください。
フリータンクへのリンク(外部サイト)→https://king.mineo.jp/freetank
ゆずるね宣言
ゆずるね宣言は12時(正午)から13時(午後1時)までの混雑を緩和する仕組みです。12時から13時まで通信に負荷を与えない使い方ができるユーザーは当日の11時30分までに「ゆずるね宣言」をして実際に通信量が少なけれな達成回数にカウントされます。
特典は達成回数(スタンプの個数)によって様々与えられます。主にパケット獲得や10回達成すると翌月の深夜時間帯パケット消費がフリーになったります。
お昼にスマホをあまり使わないというユーザーには便利な仕組みです。
ゆずるね宣言へのリンク(外部サイト)→https://mineo.jp/service/unique/yuzurune/
mineoの料金プラン体系と特徴
マイピタ
月間データ量 | 料金(税込) | パケット放題 Plus追加後 | eo光セット割引後 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1GB | 1,298円 | 1,683円 | 1,353円 | 他社と比較すると割高 |
5GB | 1,518円 | 1,903円 | 1,573円 | ー |
10GB | 1,958円 | 1,958円 | 1,628円 | パケット放題PLUS月額385円が無料(割引)で利用できる |
20GB | 2,178円 | 2,178円 | 1,848円 |
mineoの"マイピタ"プランは月間のパケット量で選ぶタイプの料金プランです。
mineoの"マイピタ"プランは10GBのプランがお得です。"パケット放題Plus"が無料になることで実質使い放題になります。5GBプランと"パケット放題Plus"をセットにした場合の価格差はわずか55円しかありません。それなら10GBプランを選んだほうが使用上のストレスが少なくて済みます。
筆者は10GBと20GBのプランをパケットの使用状況に合わせて月単位で変更しています。
mineoの料金プラン(外部サイト)→https://mineo.jp/price/
マイそく
プラン | 音声通話+データ通信(デュアルタイプ) データ通信のみ(シングルタイプ) | ユーザーのタイプ | 通話オプション |
---|---|---|---|
スーパーライト(最大32bps) | 250円(音声通話+データ通信のみ) | 電話しか使わない | 10分かけ放題=550円/月 時間無制限かけ放題=1,210円/月 ※専用アプリ不要 |
ライト(最大300Kbps) | 660円(税込) | 電話とメール・LINE | |
スタンダード(最大1.5Mbps) | 990円(税込) | ライトユーザー・平日昼は使わない | |
プレミアム(最大3Mbps) | 2,200円(税込) | マイピタ10GBプランの方がメリットあり |
mineoの"マイそく"プランは通信速度で選ぶタイプの料金プランです。
"スタンダード"が一般的な使用に向いています。電話しか使わないユーザーはスーパーライトが安いので"10分かけ放題"または"時間無制限かけ放題"をオプションに加えると使い勝手が良いということになります。
唯一の弱点は祝祭日を含む月曜日から金曜日までの昼12時台の速度が32Kbpsと極めて遅く、インターネットは使い物にならないということです。
筆者は検証のために利用したことがあり一度解約しましたが、あらためてデュアルSIMの活用を検証するため再契約しました。mineoの" マイそく"スタンダードプランと"povo"(128Kbps/無料)との組み合わせ、楽天モバイルとの組み合わせをそれぞれ検証します。
"プレミアム"は料金の割にメリットが少ないので"マイピタ"の20GBプランのほうがおすすめです。
"マイそく"プラン専用オプションで"24時間データ使い放題"があります。1回(24時間)198円と利用しやすい料金になりました。
mineoの料金プラン(外部サイト)→https://mineo.jp/price/
パケット放題Plusオプション
"パケット放題Plus"は低速1.5Mbpsに切り替えることでパケット消費をしない、つまり使い放題にできるというオプションです。切り替えはmineoアプリ(のmineoスイッチ)で簡単に切り替えることができます。
月額385円の追加料金が必要ですが、"マイピタ"プラン10GBまたは20GBを選択し"パケット放題Plus"を申し込むと385円まるごと値引きがあり、オプション料金が無料になります。
対象サービスの制限などはありませんが、唯一の注意点は連続する3日間で10GB以上使用すると速度制限になる可能性があるということです。
筆者も"パケット放題Plus"を利用しておりパケット消費を気にしなくて良いのでその点ではノーストレスです。
平日(2023年3月2〜3日計測)のパケット放題PLUSの通信速度を掲載しますので参考にしてください。
※mineoのAタイプ/au、大阪府堺市内の戸建住宅1階で測定
種別/時刻 | 午前7時台 | 午前8時台 | 午前10時台 | 12時台 | 午後3時台 | 午後5時台 | 午後6時台 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
パケット放題Plusオン | 1.4Mbps | 1.4Mbps | 1.5Mbps | 310Kbps | 1.4Mbps | 1.4Mbps | 1.6Mbps |
パケット放題Plusオフ | 130Mbps | 21Mbps | 110Mbps | 240Kbps | 130Mbps | 84Mbps | 7.3Mbps |
"パケット放題Plus"オン(1.5Mbps)の速度で動画視聴がどれくらい快適なのか、筆者の経験をもとに一覧にしました。
動画サービス | 視聴の快適さ |
---|---|
YouTube | 最初の読み込みに数秒かかるが快適。画質が240p〜720pで変化あり |
NETFLIX | 最初の読み込みに数秒かかるが快適。画質が良い。 |
Apple TV+ | 最初の読み込みに数秒かかるが快適。画質が良い。 |
Amazon Prime Video | 最初の読み込みに10秒程度かかる。画質がNETFLIX、Apple TV+ほどではない |
TVer | 最初の読み込みに10秒以上かかる。画質が悪い。 |
関連動画→https://youtu.be/HXSoa2JMpUU
回線は3種類(docomo・au・Softbank)から選ぶ
mineoはマルチキャリアと云って、Dタイプ"docomo"、Aタイプ"au"、Sタイプ"Softbank"の3回線から選ぶことができます。契約中に回線タイプを切り替えると事務契約手数料が発生するので慎重に選びましょう。
筆者の行動範囲ではauの通信が良好なのでAタイプで契約しています。過去にDタイプもSタイプも契約していたことがありましたが、筆者の場合はAタイプが良好でした。
iPhone(iOS)のAPN設定はプロファイルが必要
mineoのAPN設定は簡単ですがiPhone(iOS)の場合はプロファイルのダウンロードとインストールが必要です。このプロファイルは Dタイプ、Aタイプ、Sタイプで異なりますのでサポートのサイトを確認してインストールしてください。
mineoのネットワーク設定サイト(iOS/外部リンク)
Androidの場合は自動設定もしくはAPN設定情報を入力するだけなのでとても簡単です。
mineoのネットワーク設定サイト(Android/外部リンク)
どこで契約するのか?紹介コードや提携サイトを活用
さて、最後にどこで契約するのかという点ですが、これは検索すれば提携サイトや当サイトのように紹介コードを掲載しているサイトがありますので、これを利用して事務契約手数料3,300円を節約しましょう。
ネット通販でエントリーパッケージを購入する方法もありますが、数百円のコストがかかります。せっかく格安SIMを契約するのですから徹底してコスト削減してください。
まとめ
ここまでmineoについて筆者のユーザー視点で紹介してきました。
検証のためにあれこれ試したいところですが、平日昼12時台を除けば使い勝手が良いので当面はメイン回線として使用することになりそうです。
激安ではありませんが、"パケット放題Plus"と組み合わせることやコミュニティを活用することでで使い勝手が良くなるので一考の価値ありの格安SIMです。
<ガジェットブログ:Tangerine>