iPhoneの機種変更の手順について掲載しました。順を追って操作方法について実際の画像を使って説明していますので、iPhoneのデータ移行時の参考にしてください。
iPhoneの機種変更時のデータの移行自体は難しくありませんが、利用しているアプリによっては事前準備や手順が漏れないようにする必要があります。
利用者が多い"モバイルSuica"や"LINE"については移行前に準備しておくことがありますので、忘れずに準備しておきましょう。
※この記事は2019年6月15日に作成したものを2022年8月7日に更新しています。
iPhone8からiPhoneSE(第2世代)に機種を変更しました。
機種変更にあたって、いくつか注意すべき点がありますので、全体の手順も交えて紹介します。利用しているアプリによって対処が異なりますが、私の場合はモバイルSuicaとLINEの移行について特に注意が必要でした。
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iPhone機種変更前の準備/モバイルSuicaとLINEに要注意!
■移行元機種(iPhone8)
前提条件としてMacにバックアップするという前提で記載していますが、最新のiOS端末ではiPhoneからiPhoneへ直接のデータ移行が可能です。
移行元機種のデータを移行先にそのままデータを移しますので必要に応じてバックアップを取っておきます。バックアップ前にiPhoneのOSを最新にアップデートしておきます。バックアップを残す場合はMacOSも最新版にアップデートしておきましょう。
バックアップはMacのFinderまたはMUSIC(ミュージック)アプリから行います。
その他にアプリごとに個別の措置が必要なものがあれば対処しておきます。私の場合、LINEとモバイルSuica について個別の措置が必要でした。特にLINEは引き継ぎしておかないと以前の端末で使用していたデータを確認することができませんので、事前の準備はくれぐれも忘れないようにします。過去に一度だけ失敗して過去のデータを諦めたことがありました。
モバイルSuicaはJR東海のエクスプレス予約で新幹線を利用している場合は対処が足りていないと改札通過ができなくなりますのでこちらも注意が必要です。
★注意事項:LINEの引継ぎの事前作業は絶対に忘れないようにしてください。
LINEで移行前に対処しておくこととしてはLINEのアカウントからメールアドレスとパスワードが設定されているか確認します。パスワードを忘れている場合は再度設定すれば問題ありません。さらに「アカウント引き継ぎ」をオン(トグルスイッチをグリーン)にしておきます。
※LINEはApple IDやFacebookとリンクさせると引き継ぎがしやすくなります。
モバイルSuicaはWalletアプリから「このカードを削除する」で削除しておきます。削除することでデータがいったんSuicaのサーバーに退避されます。Suicaアプリ自体は操作しません。
私は同じくWalletアプリに登録されていたクレジットカードも削除しましたが、残しておいても特に問題はありません。
モバイルSuicaのパスワードは移行後の作業で必要になりますので移行前に確認しておいてください。
これで移行元の準備は完了です。
■移行先機種(iPhone SE)
今回はAppleストアでSIMフリー版を購入したもので、電源投入後にiOSを最新版にアップデートが必要でした。
旧iPhoneから新iPhoneへの移行作業
■移行元機種(iPhone7)
移行元のiPhoneでの作業はほとんどありません。移行先のiPhoneで初期設定を開始すると移行元のiPhoneが"新しいiPhoneのセットアップ"をするか聞いてくるので"続ける"をタップすると移行先iPhoneの画面中央に画像が現れるので、移行元のiPhoneの画面に現れる円内に移行先のiPhoneの画像が収まるように持っていくだけです。
■移行先機種(iPhone SE)
以下のとおり、作業するとデータの移行を開始し、指示に従って作業をすると完了します。
※データ量が多い場合はさらに時間がかかります。私の場合は30GB程度で20分から30分程度でした。
移行後のiPhoneでの対処
■移行元機種(iPhone8)
全てのデータ移行が終わったら、全ての設定をリセットします。「設定」の「一般」に「リセット」の項目がありますのでその中から「全ての内容と設定を削除」で完全にリセットします。
移行元のiPhone端末を手放す場合はデータ移行後にApple IDを解除しておくことや「iPhoneを探す」をオフにすることを忘れないようにしてください。特にオークションなどで他人の手に渡る場合はApple IDを解除しておかないと面倒なことになりますの注意が必要です。
Apple IDは使用している当該機からは解除できませんので、Apple IDを設定している他の機種やAppleのWEBサイトから行います。
■移行先機種(iPhone SE)
データ移行後、アプリデータの読み込みが始まります。アプリが多ければ多いほど時間がかかります。まずは完全に復元するまで待ちます。LINEとモバイルSuicaの対処は復元が完了するまで待ちましたが読み込みが終わったアプリは操作が可能になります。
●モバイルSuicaを復元する。
WalletアプリでSuicaを追加します。この際、Suicaのパスワードが必要になります。私はJR東海のエクスプレス予約を利用しているので、Suicaアプリとエクスプレス予約の紐付けを行いました。これはSuicaアプリから設定します。
Suicaアプリの「エクスプレス予約(JR東海)」を選び、「同意」して接続します。その後、紐つけの処置が可能になります。
すでに新幹線を予約している場合は予約を取り直す必要があります。この作業をしない場合は特約を付けているクレジットカード「VIEWカード」などを使って発券機での発券が必要になります。私の場合、Suicaアプリとエクスプレス予約の紐付けをしていたのですが予約を取り直していなかった時は、いざ、新幹線の改札をタッチして通過しようとすると、通れなかったことがありました。
●LINEの設定、認証を行う
LINEアプリを起動すると認証が求められます。メールアドレスとパスワードが必要です。事前に設定しておいたメールアドレスとパスワードを設定します。また。本人認証が求められます。この際に電話番号の設定をすると認証コードがSMSで届きます。この認証コードを入力するとLINEが元のデータで利用できます。
LINEの引き継ぎはこれで完了です。
他にも利用していたネットバンキングのアプリも設定しました。
いかがでしたでしょうか。
頻繁に行う作業ではありませんので、なかなか面倒なものですよね。
参考になれば嬉しいです。
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