“iPad”はモデルや容量、通信方式を含めると選択肢が多くて迷いがちです。この記事ではiPad最新モデルのおすすめの容量やモデルの選び方、さらにWiFiモデルとWiFi+セルラーの違いについて解説します。
“iPad”は動画視聴など情報収集には"64GB"または"128GB"、写真・動画撮影など多目的・多用途なら"256GB以上"、自宅で使うなら"Wi-Fiモデル"、外出先で使うなら"Wi-Fi+セルラーモデル"がおすすめです。
✔︎初心者は"無印iPad"、迷うなら"iPad Air11インチ"、外出が多ければ"iPad mini"がおすすめ
✔︎情報収集、コンテンツ消費は128GB、多目的・多用途なら256GB以上がおすすめ
✔︎自宅で使うならWi-Fiモデル、外で使うならWi-Fi+セルラーモデルがおすすめ
2024年5月に発表された"iPad Air(M2)"では64GBモデルが128GBが最少構成となったことでより選びやすくなりました。
では、ここからあなたにピッタリの"iPad"モデルを探しましょう。
iPadを目的・用途や使い道で選ぶ
iPadのモデルを選ぶ
特徴・用途 | iPadの種類 | 価格帯 |
高性能・高機能 動画・画像編集、イラスト制作やハイエンドゲーム | iPad Pro(M4)13inch | Wi-Fi:218,000円〜406,800円 Wi-Fi+セルラー:254,800円〜442,800円 |
iPad Pro(M4)11inch | Wi-Fi:168,800円〜356,800円 Wi-Fi+セルラー:204,800円〜392,800円 | |
性能とコストのバランス重視、幅広い用途 | iPad Air(M2)13inch | Wi-Fi:128,800円〜216,800円 Wi-Fi+セルラー:154,800円〜242,800円 |
iPad Air(M2)11inch | Wi-Fi:98,800円〜186,800円 Wi-Fi+セルラー:124,800円〜212,800円 | |
入門機として最適 | iPad(第10世代) | Wi-Fi:58,800円/84,800円 Wi-Fi+セルラー:84,800円/118,000円 |
外出に最適 小さく持ちやすい・手帳や書籍リーダーに | iPad mini(A17 Pro) | Wi-Fi:78,800円〜130,800円 Wi-Fi+セルラー:104,800円/156,800円 |
まずサイズの選択ですが、大別するとiPadシリーズには13インチ、11インチ、8.3インチの3サイズです。ざっくり分けるとこんな分類です。大きい画面でマルチタスクを生かすならなら13インチ。持ち運びも利便性も追求するなら11インチ。モバイルで手軽に使いたいなら8.3インチ。
次に機種別で見ると・・・
本格的なイラスト制作、動画・画像編集などクリエイティブな活動やハイエンドゲームを志向するなら"iPad Pro"シリーズがおすすめです。"iPad Pro"は唯一"LiDAR"スキャナー機能が搭載されています。13インチならなお強力です。
用途を選ばないのが"iPad Air"です。M2モデルへの更新でコストパフォーマンスが改善されました。高額ですが予算を用意できるのであればおすすめです。新たに13インチ(実際には12.9インチ)モデルが加わったことで選択肢が広がりました。筆者としてはこのラインが1番おすすめです。
動画視聴やWEBサイト閲覧など情報収集用の端末として気軽に使うなら無印"iPad"(第10世代)で十分です。第10世代となったことで一旦価格が上昇したものの2024年5月に値下げになりました。程よいバランスで十分な性能を持っています。こだわりがなく「iPadをとにかく使ってみたい」というユーザーにおすすめです。
外出で使いまくるなら"iPad mini"がおすすめです。筆者は第5世代のiPad miniを使いまくっています。
関連記事:iPhone,iPadのストレージ容量が減った時のおすすめ対策
※価格はApple直販のAppleSore価格
モデルの選択ができたら次はデータの保存容量と通信方式の選択です。
iPadのストレージ容量、通信方式を選ぶ
ストレージ容量 | |
制作物・アプリ・動画など多用途で本体保存データが多い | 256GB以上 |
動画視聴・WEB閲覧などコンテンツ消費が中心 | 64GBまたは128GB |
通信方式 | |
在宅使用が多い | WiFiモデル |
外出使用が多い | WiFi+セルラーモデル |
ストレージの容量は情報収集中心の場合64GBまたは128GBを選びます。制作物、アプリ、ゲーム、写真・動画を扱うなら256GBを選びます。容量は後から追加できないので64GB(現在はiPad 第10世代のみ)の選択は慎重にやりましょう。
現行のiPad Air(M2)とiPad mini(A17 Pro)が64GB廃止で128GBが新たに登場したので選びやすくなりました。
USBメモリーやハードディスクなど外部ストレージも利用できますが、使い方がスマートではないので出来るだけiPad本体のストレージを利用することを前提に検討します。
Wi-Fiモデル(GPS無)、Wi-Fi+セルラーモデル(GPS有)の通信方式選択は簡単です。自宅にWiFi環境があって自宅での使用が多い場合はWi-Fiモデルがおすすめです。外出使用が多いならWi-Fi+セルラーモデルです。Wi-Fi+セルラーモデルの場合、本体価格が高額になること、通信費用が必要になりますが、使い勝手の良さには代えられません。
Wi-Fiモデルはスマートフォンのテザリング機能を使って通信することが可能です。短時間の利用であれば問題ありませんが、接続の手間やスマートフォン側の電池消耗・劣化に影響するので長時間利用にはおすすめできません。
実際にテザリングで使用するといつの間にか接続が切れていたり、接続に失敗することがあり、ストレスを感じることがあります。インターネット接続を意識せずに使いたいものです。
通信方式の違いだけではなくWiFi+セルラーモデルはGPSが実装されているという点でも差があります。地図アプリなどで正確な位置情報を得たいのであればWi-Fi+セルラーモデル一択です。
関連記事:iPad "Wi-Fi" vs. "Wi-Fi+Cellular"違いを徹底比較!あなたに合っているのは?
ここまで"iPadの選び方"について簡単に紹介しました。このあとはもっと詳しく知りたいという方向けです。
iPad各モデルの特徴
"iPad"は全部で4機種。"iPad Pro(11インチ、13インチ)"、"iPad Air(11インチ、13インチ"、"iPad mini"、"iPad(通称:無印iPad)"の4機種です。画面サイズでは13インチ(Pro・Air)、11インチ(Pro・Air)、10.9インチ(無印)、8.3インチ(mini)の4種類があります。
簡単に機種ごとの特徴をまとめましたので目的に合わせてどれを選ぶかをイメージしてください。
iPadの種類 | 特徴 |
iPad Pro | クリエイティブな作業・ハイエンドゲーム向け。資料作成、動画編集やイラスト作成、画像編集などのクリエイティブな作業や負荷の高いゲームなどに最適。画面サイズは13インチと11インチの2種類。ストレージ(容量)は256GB、512GB、1TB、2TBの4種類。 CPUはM4チップ。ほとんどのユーザーにとってオーバースペック。 |
iPad Air | M2チップを搭載し、128GBモデルが登場したことで購入する価値は十分。普段使いにはオーバースペックだが、性能面とコスト面でバランスが良く用途を選ばない。画面サイズは13インチ(正確には12.9インチ)と11インチ。ストレージ(容量)は128GB、256GB、512GB、1TBの4種類。 CPUはM2チップ。これでもオーバースペックですが、ほんとんどのユーザーが満足するでしょう。 |
iPad(第10世代) | 第10世代となったことで入門機としてというより中級機として幅広く長く使える。画面が10.9インチとなったことでさらに使いやすく。ApplePencilは本機でも第1世代対応なので既に第1世代のApplePencilが有る場合はこれを生かせる。ストレージ(容量)は64GB、256GBの2種類。CPUはA14 Bionic。CPUは今となってはやや陳腐化。 |
iPad mini(A17 Pro) | iPadの中では最小・最軽量。CPUはA17 Pro(iPhone15 Proシリーズと同じ)で性能は申し分なし。画面サイズは8.3インチ。ストレージ(容量)は128GB、256GB、512GBの3種類。 CPUはA17 Pro |
128GBまたは256GBを選ぶ
iPadのモデルを選んだらデータの保存容量と通信機能(Wi-Fiモデル or Wi-Fi+セルラーモデル)を選びます。iPad初心者だけでなく、"iPad"購入経験者にとっても悩ましい選択です。
ストレージはむやみに増やす必要はありませんが、動画・写真撮影や資料・制作物が多い、アプリやゲームをたくさん利用する場合は保存データが多くなるので"256GB"がおすすめです。
"iPad Pro"の場合はさらに大容量(512GB,1TB,2TB)を選ぶことができます。
足りなくなっても内蔵ストレージを後から追加・変更できないので迷う場合は256GBを選びましょう。外付けのストレージなら追加できますが、使い方がスマートではありません。
筆者の使い方はコンテンツ消費が中心でクラウドサービスを使うので、128GBで十分だと考えています。
筆者が実際に利用している"iPad"1機種が64GB、もう1機種が256GBモデルですが実際には40GB〜50GBしか使っていません。ギリギリですが工夫をしているので64GBだとしても困ったことはありません。
現在、"iPad Air"と”iPad mini”だけが128GBという絶妙なストレージサイズが設定されています。
容量についてさらに詳しく→iPadのおすすめ容量は?動画を観るだけなら64GBで足りる!
Wi-FiモデルまたはWi-Fi+セルラーモデルを選ぶ
"iPad"には"Wi-Fiモデル(GPS無)"と"Wi-Fi+セルラーモデル(GPS有)"があります
Wi-Fiモデルは端末単体ではインターネットに接続することができません。無線LAN(Wi-Fi)に接続したりスマートフォンにテザリングで接続してインターネットにつなぎます。
Wi-Fi+セルラーモデルは本体に通信SIM(カード)を挿して本体を直接インターネットに接続することができます。この場合は別途、通信会社と回線契約をするため別途費用が必要になります。また、Wi-Fi+セルラーモデルはWi-Fiモデルと比べると本体価格が26,000円〜36,000円高くなります。諸々含めると価格差が大きいので慎重に検討しましょう。
Wi-Fi+セルラーモデルにはGPS(位置測定)機能があります。外出時に地図など位置を測定する機能をより正確に使用する場合はWi-Fi+セルラーモデルがオススメです。
関連記事:iPad "Wi-Fi" vs. "Wi-Fi+Cellular"違いを徹底比較!あなたに合っているのは?
各モデルの特徴(詳細版)
iPad Pro(M4)/イラスト制作・動画編集に
iPad Proは本格的な動画編集・イラスト制作、ハイエンドゲーム向きです。
本格的な動画編集や写真加工など高負荷な作業や複雑な編集を伴う資料作成、ゲームなど高いCPUパワーを必要とする使用に最適。
画面サイズは13インチと11インチの2種類。ストレージは256GBから2TBまでストレージ容量が4種類と選択肢が豊富。そのため大容量を選べば動画編集・画像編集時もストレージ容量でストレスを感じることは少ないです。
カメラ性能はフロントカメラ、アウトカメラともにiPadシリーズの中では最も高機能・高性能。
アウトカメラは2倍の光学ズームに超広角カメラ、フロントカメラのWEB会議向けのセンターフレームが便利。
iPad ProはコネクターがThunderbolt/USB4対応のUSB-CでApple Pencilは第2世代対応です。
iPad Pro(外部リンク/Appleのサイト)
iPad Air(M2)/万人向け!
M2チップを採用し高い性能を持っています。動画視聴やWEB閲覧など情報収集端末としてはオーバースペックですが、用途を選ばない万人向けなので後悔しない選択と言えます。
画面サイズは11インチと13インチ。ストレージは128GB、256GB、512GB、1TBの4種類。11インチのWi-Fi+セルラーモデルで128GBを選ぶと124,800円(税込)になり安いとはいえません。
コネクターはUSB-Cですが、Thunderboltではありません。
カメラはiPad Proと比べると見劣りしますが写真・動画撮影にこだわりがなければ十分です。
iPad Air(外部リンク/Appleのサイト)
iPad Air(M2)は用途を選ばず、全方位で満足度の高いiPadといえます。
関連記事:iPad Air (M1)第5世代64GB・WiFiが普段使いにおすすめ!
iPad(第10世代)/中級機に
iPad(第10世代)は第9世代からのアップデートで中級機のレベルに達しました。
気軽にお安くとは言えませんがそれだけの性能向上を果たしています。
価格は58,800円から118,000円まで。
液晶画面は10.9インチのフル液晶に拡大、USB-Cコネクター、セルラーモデルは5G対応、横向きステレオスピーカーなど満足度を高めることができます。
重量は第9世代と比べるとわずかに軽くなりました。
一方でApple Pencilは第1世代対応で使用するには別途アダプターが必要になります。反射防止やフルラミネーションディスプレイは非採用です。
iPad Airまでは必要ないというユーザーにはちょうど良いといえます。
iPad mini(A17 Pro)/外出に便利
画面サイズが8.3インチで"iPad"の中では最も小さく軽く機動性抜群!
CPUは最新でA17 Proを搭載しています。これはiPhone15Proと同じCPUで性能的に十分で現役として使用できる期間も長いでしょう。
Wi-Fi+セルラーモデルで128GBを選ぶと税別で104,800円(税込)です。
外出時に重さやサイズを気にせずに使いたいというユーザーにピッタリです!
【iPad mini(第6世代)からの主な変更点】
- CPUがA15 BionicからA17 Pro
- Apple Pencilが第2世代からApple Pencil ProまたはApple Pencil(USB-C)対応に
- Apple Pencilのホバー対応
- Apple Intelligenceのための設計
- フロントカメラが5倍ズームアウト可能に
- Wi-Fi6E採用
- nano-SIM廃止、eSIMのみ
"iPad mini(第5世代)"を使用する筆者にとっても欲しい1台です。
iPad mini(外部リンク/Appleのサイト)
関連記事:iPad mini 7(A17 Pro)買うべき?第5・第6世代からの買い替えメリットを徹底比較
機能や性能を比較する
ここから機能や性能をiPadの種類別に比較します。液晶画面、サイズ、重量、CPUとRAM、認証方式、コネクター、Pencil対応、バッテリー、カメラについて比較しています。
液晶画面
画面サイズ | 画面解像 | 画面密度 | 輝度 | その他仕様 | |
iPad Pro(M4) | 13インチ | 2,752×2,064 | 264ppi | SDR最大1,000ニト XDR最大1,000ニト ピーク輝度1,600ニト(HDRのみ) | フルラミネーション 反射防止コーティング リフレッシュレート120Hz ApplePencilのホバー |
11インチ | 2,420×1,668 | ||||
iPad Air (M2) | 13インチ | 2,732×2,048 | SDR最大600ニト | フルラミネーション 反射防止コーティング リフレッシュレート60Hz | |
11インチ | 2,360×1,640 | SDR最大500ニト | |||
iPad (第10世代) | 10.9インチ | 2,360×1,640 | リフレッシュレート60Hz True Toneディスプレイ | ||
iPad mini (第6世代) | 8.3インチ | 2,266×1,488 | 326ppi | フルラミネーション 反射防止コーティング リフレッシュレート60Hz |
画面サイズは4種類あります。画面の質という点では差を気にする必要はありませんが、画面の"リフレッシュレート"と"フルラミネーションディスプレイ"については用途に応じて検討する必要があります。
Proシリーズは画面のリフレッシュレートが120Hz、他のシリーズが60Hzという差があります。これは1秒間の画面の更新回数を意味します。そのためProシリーズは他のシリーズに比べて画面の動きがより滑らかです。イラスト制作やハイエンドゲームに向いています。一般的なユーザーには120Hzは不要です。
最も価格が安いiPad(第10世代)は"フルラミネーションディスプレイ"を採用していないため、Apple Pencilを使用する際はペン先と描画の隙間(視差)が気になるかもしれません。
サイズ・重量
高さ | 幅 | 厚さ | 重量 | |
iPad Pro13(M4) | 281.6mm | 215.5mm | 5.1mm | 579g/Wi-Fi 582g/Wi-Fi+セルラー |
iPad Pro 11(M4) | 247.6mm | 178.5mm | 5.3mm | 444g/Wi-Fi 446g/Wi-Fi+セルラー |
iPad Air13(M2) | 280.6mm | 214.9mm | 6.1mm | 617g/Wi-Fi 618g/Wi-Fi+セルラー |
iPad Air11(M2) | 247.6mm | 178.5mm | 6.1mm | 462g/Wi-Fi 462g/Wi-Fi+セルラー |
iPad(第10世代) | 248.6mm | 179.5mm | 7.0mm | 477g/Wi-Fi 491g/Wi-Fi+セルラー |
iPad mini(A17 Pro) | 195.4mm | 134.8mm | 6.3mm | 293g/Wi-Fi 297g/Wi-Fi+セルラー |
画面サイズに応じて筐体のサイズ、重量がほぼ比例します。
実際はケースやカバー、キーボードなどを装着するので、重量が増えます。特にキーボード一体型のケースや保護能力が高いものはケースだけで重量が300g以上するものがあるので総重量も想定しておきます。
iPad mini(第6世代)の軽量・コンパクトが際立ちます。
CPUとRAM(メモリー)
CPU | GPU | RAM | |
iPad Pro(13インチ) | M4(最大10コア) | 10コア | 8GBまたは16GB |
iPad Pro(11インチ) | |||
iPad Air(13インチ) | M2(8コア) | 10コア | 8GB |
iPad Air(11インチ) | |||
iPad(第10世代) | A14 Bionic | 4コア | ー |
iPad mini(A17 Pro) | A17 Pro | 6コア | ー |
CPUとRAMは人間の頭脳・心臓ともいえる部分です。種類ごとに性能差はありますが、Apple製品の場合、1世代、2世代前でも問題がなく動作します。OSサポート期間も長いので、よほど高負荷な作業をしない限り性能差を気にする必要はありません。
動画・画像編集やハイエンドのゲームなどCPUやグラッフィックスの負荷の高い作業が多い場合はM1チップを採用している"iPad Pro"、"iPad Air"を選択すると良いでしょう。さらに2022年秋にリリース予定の"iPad OS16"の機能をフルで使いたい場合も"iPad Pro"、"iPad Air"を選びたいものです。
色・認証方式・コネクター・Pencil対応・スピーカー
色の種類 | 認証方式 | コネクター | Apple Pencil | スピーカー | |
iPad Pro(13) | 2色 | Face ID | USB-C (Thunderbolt/USB4) | Pro/USB-C | 4スピーカー |
iPad Pro(11) | |||||
iPad Air(13) | 4色 | Touch ID (電源ボタン) | USB-C | 2スピーカー 横向き両側配置 | |
iPad Air(11) | |||||
iPad(第10世代) | 4色 | 第1世代 USB-C | |||
iPad mini(A17 Pro) | 4色 | Pro/USB-C |
背面の色のバリエーションを楽しめるのは"iPad Air"、"iPad mini"の2種類です。
"Face ID"(顔認証)を採用しているのは"iPad Pro"のみです。その他は全て"Touch ID"(指紋認証)を採用しています。
コネクターは"iPad Pro"だけがTunderbolt/USB4のUSB-Cを採用しています。"iPad Air"、"iPad mini"、iPad(第10世代)はUSB-Cを採用
バッテリー持続時間
Wi-Fiのインターネット利用 ビデオ再生 | 携帯電話データネットワークの インターネット利用 | |
全機種 | 最大10時間 | 最大9時間 |
仕様上のバッテリーのもち時間は全機種同じです。この点では機種ごとの差はありません。
カメラ
iPadで写真撮影や動画撮影を多用するケースは少ないと想定されますが、iPadでのカメラ性能が気になるユーザーは以下の比較表で確認してください。
アウトカメラ(写真)
機種 | 画素数 | 絞り値 | ズーム | フラッシュ | HDR |
---|---|---|---|---|---|
iPad Pro13inch(M4) | 12MP広角 | ƒ/1.8 | デジタル最大5倍 | アダプティブTrueToneフラッシュ | スマートHDR4 |
iPad Pro11inch(M4) | |||||
iPad Air13inch(M2) | ー | ||||
iPad Air11inch(M2) | |||||
iPad(第10世代) | スマートHDR3 | ||||
iPad mini(A17 Pro) | True Toneフラッシュ | スマートHDR4 |
iPadで頻繁に写真撮影をすることはあまりないと思います。性能差を気にする必要はありませんし、現行のモデルでは基礎的な性能部分では大きな差はありません。
iPad Proシリーズは他のモデルと比べるといくらか高い機能を有していますが、基礎的な性能という部分では差がありありません。カメラ性能の差がモデル選択の根拠にはなりません。
アウトカメラ(ビデオ撮影)
機種 | 4K・1080p HD ビデオ撮影 | ダイナミック レンジ | ズーム | スローモーション | 録音 |
---|---|---|---|---|---|
iPad Pro13inch(M4) | 4K /24fps,25fps,30fps,60fps 1080p /25fps,30fps,60fps | ビデオ拡張 /最大30fps | デジタル 最大5倍 | 1080p /120fps,240fps | オーディオ ズーム |
iPad Pro11inch(M4) | |||||
iPad Air13inch(M2) | ー | ||||
iPad Air11inch(M2) | |||||
iPad(第10世代) | |||||
iPad mini(第6世代) |
フロント前面カメラ(写真)
機種 | 画素数 | 絞り値 | センターフレーム | フラッシュ | HDR |
---|---|---|---|---|---|
iPad Pro13inch(M4) | TrueDepth 12MP超広角 | ƒ/2.4 | 搭載 | True Tone搭載Retina Flash | スマートHDR4 |
iPad Pro11inch(M4) | |||||
iPad Air13inch(M2) | 12MP超広角 | ||||
iPad Air11inch(M2) | |||||
iPad(第10世代) | Retina Flash | スマートHDR3 | |||
iPad mini(第6世代) | True Tone搭載Retina Flash | スマートHDR4 |
現行モデルはフロントカメラの写真撮影機能の差は一部を除いてほとんどありません。
現行モデル全てのiPadにセンターフレーム機能がありリモート会議などで人物を追尾する機能が備わります。
フロント前面カメラ(写真・ビデオ)
機種 | ポートレート | ポートレートライティング | ダイナミックレンジ | ビデオ手ぶれ補正 | 1080p HD ビデオ撮影 |
---|---|---|---|---|---|
iPad Pro13inch(M4) | 進化したボケ効果と被写界深度コントロール | 6つの エフェクト | ビデオ拡張 最大30fp | 映画レベルの手ぶれ補正 | 25fps,30fps,60fps |
iPad Pro11inch(M4) | |||||
iPad Air13inch(M2) | ー | ー | |||
iPad Air11inch(M2) | |||||
iPad(第10世代) | |||||
iPad mini(第6世代) |
写真撮影機能のうちiPad Proシリーズのみ、ポートレートモード、ポートレートライティングが備わります。
AppleCare+(延長保証)や保険について
ここまで、iPadの選び方について解説してきました。最後に保証、Applecare+などの保険について筆者の考えを共有します。
筆者自身はAppleCare+など延長保証不要派なのですが、スマートフォンに加えてiPadを所有するという複数のモバイル端末を利用する場合は延長保証や保険に入ることを検討しても良いでしょう。
参考記事:AppleCare+は不要です!Apple歴20年以上で加入しない理由
例えば「さくら少額短期保険」の"モバイル保険"なら月額700円で3台まで保証対象になります。経年劣化や自然故障は対象外ですが、過失による損傷などの可能性を考慮すると保険に入る価値はあります。また、スマートフォンやiPadだけでなくワイヤレスイヤフォンやゲーム機なども対象範囲になります。
モバイル保険は「修理費用補償保険」です。条件などよく確認して加入を検討しましょう。
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まとめ
購入のタイミングについては新製品が発売された後に選択するのもいいですが、Apple製品はOSのサポート期間が長いので購入時期にこだわらなくても良いでしょう。
Appleの整備済製品なら新品と比べると約15%ほど安く手に入れることも可能です。1世代前、2世代前のモデルでも十分に使用できます。
初めてのiPad購入でこだわりが無ければiPad(第10世代)がおすすめです。
モバイル・外出使用を重視するならiPad mini(第6世代)がオススメ。
ビジネス利用や負荷のかかる作業にはiPad Pro、iPad Airが選択肢に入ります。
一度購入すると長いお付き合いになりますので、予算や使用目的に合わせて慎重に選んでください。
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