mineoの"マイそく"という低価格の料金プランをしばらく使ってみましたが結局やめました。理由は平日昼の遅さです。契約する前からわかっていましたが、あえて試した結果です。昼12時台に迅速な情報収集や電子決済を利用するユーザーには不向きなプランです。
裏を返せば平日の月曜日から金曜日までの昼12時台にスマホを使わないユーザーや電話しか使わないユーザーにはコスパ抜群な料金プランです。そこそこ使うけど昼は使わないユーザーには月額税込で990円(スタンダード/最大1.5Mbps)はとてもおいしいプランです。
この記事では人気格安SIMのmineoの料金プラン"マイそく"のメリット、デメリットやユーザータイプ別のおすすめプランついて紹介します。
"マイそく"の料金体系と向いているユーザー
まず、"マイそく"の料金プランです。2種類の通信速度から選択する料金体系です。
プラン | 音声通話+データ通信(デュアルタイプ) データ通信のみ(シングルタイプ) | ユーザーのタイプ | 通話オプション |
---|---|---|---|
スーパーライト(最大32bps) | 250円(音声通話+データ通信のみ) | 電話しか使わない | 10分かけ放題=550円/月 時間無制限かけ放題=1,210円/月 ※専用アプリ不要 |
ライト(最大300Kbps) | 660円(税込) | 電話とメール・LINE | |
スタンダード(最大1.5Mbps) | 990円(税込) | ライトユーザー・平日昼は使わない | |
プレミアム(最大3Mbps) | 2,200円(税込) | マイピタ10GBプランの方がメリットあり |
※月〜金の昼12時台は最大32Kbpsの通信速度
月額2,200円のプレミアプラを選ぶのであれば"マイそく"20GBプランを選ぶほうがメリットあります。
"マイそく"の特徴
- 最大1.5Mbpsの速度で月額990円(税込)がコスパが良い(スタンダード)
- 月〜金の昼12時台が最大32Kbpsの通信速度
"マイそく"は通信速度を制限することで低コストを実現したプランです。注意点は月曜日から金曜日の昼12時台の通信速度が最大32Kbpsに制限されることです。筆者の実測値としては10Kbpsから20Kbps前後を確認しています。
速度制限の時間帯を除くとおおむね公称値の1.5Mbpsを維持しています。(筆者の実測値)
公称値を維持できるのはありがたいところです。月曜日から金曜日の昼12時台以外では朝・夕の通勤時間帯や大規模なターミナル駅、新幹線などの高速移動では公称値を下回ることがあります。
1.5Mbpsでできること・できないこと
では、1.5Mbpsの通信速度で何ができるのでしょうか?
スマホやタブレットでできることのほとんどのことが出来ます。快適さ、という点では個人差がありますのであくまでも筆者の感覚で紹介します。
WEBサイトの閲覧、音楽・動画視聴、電子書籍などを楽しむことができます。爆速ではありませんのでものすごく快適とはいえませんが、大きなストレスを感じることもありません。
なお、動画視聴については動画サービスやアプリによって快適度に差がありますのでこの点は以下に掲載します。(筆者の個人的感想です)
動画サービス | 視聴の快適さ |
---|---|
YouTube | 最初の読み込みに数秒かかるが快適。画質は240p〜720pで変化あり |
NETFLIX | 最初の読み込みに数秒かかるが快適。画質は良い。 |
Apple TV+ | 最初の読み込みに数秒かかるが快適。画質は良い。 |
Amazon Prime Video | 最初の読み込みに10秒程度かかる。画質はNETFLIX、Apple TV+ほど快適ではない |
TVer | 最初の読み込みに10秒以上かかる。画質は悪い。 |
参考記事→mineoのおすすめ料金プラン!マイピタとパケット放題Plusレビュー!
一方でできないこと、苦手なことは大きいファイルサイズのデータのダウンロードやアップロードです。数MB(メガバイト)程度なら問題ありませんが、数百MBや数GB(ギガバイト)のデータのダウンロードやアップロードはできません。とても時間がかかったりタイムアウトで強制的に中断されることがあります。
リモートワークでのデータのやりとりはとても苦手です。WEBミーティングも資料共有や顔出しなどは避けた方が無難でしょう。
32Kbpsでできること・できないこと
マイそくの一番のデメリットである月曜日から金曜日まで(祝祭日含)の昼12時台の最大32Kbpsという速度ではできることがかなり限られます。
できることはメール(テキスト)とショートメッセージの送受信、いわゆるおサイフケータイ・ApplePayなどによる電子決済と電話(IP電話除)くらいです。
一方でQR決済、バーコード決済、動画視聴やウェブサイトやSNSなどは大変厳しいというかまずできないと思った方が良いです。
平日昼12時台はほぼ何もできないと考えてください。
"マイそく"が向いているユーザー
"マイそく"が向いているユーザーは次の通りです。
- 電話しか使わない
- 月曜日から金曜日の昼12時台に通信を使わない
- リモートワークに使わない
- 大きなデータファイルのダウンロード、アップロードをしない
この点に集約されます。実際に使ってみた結論です。
特に電話しか使わないユーザーにとってスーパーライト(月額250円)と10分かけ放題(550円)の組合せはメリットが大きいです。
まとめ
数ヶ月使ってみたところ昼12時台の超低速が使えないことを確認した上で"マイそく"プランから"マイピタ"プランに変更しました。
"マイそく"プランは月曜日から金曜日の昼12時台に通信を使わないユーザーまたは電話しか使わないユーザー向けのプランですので慎重に検討する必要があります。
"マイそく"プランには"24時間データ使い放題"オプションがあり1回(24時間)198円で利用することができます。普段は低速だけど高速で利用したい時に単発で利用することも可能です。
"マイそく"は電話オンリー、超ライトユーザー向けのプランです。
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