楽天モバイルのプラチナバンド獲得と今後の可能性:メリットやコスト節約方法

スマートフォンの普及により、高品質な通信サービスは生活に不可欠なものとなりました。その中でも、楽天モバイルはその独自のアプローチと高いコストパフォーマンスで注目を浴びました。この記事では、楽天モバイルのメリットや可能性と挑戦に焦点を当て、その魅力的なメリットから使い方の工夫、コスト節約方法、そして直面する経営課題までを含めた注意点を探っていきます。

楽天モバイルは競争激化する通信市場において、新たな選択肢を提供する存在として一定の成長をしてきました。その利点は、柔軟な料金プランだけでなく、利用者に向けたサービスの充実度にも表れています。しかし、繋がりやすさを含めた使い方やコスト管理において工夫が求められることも事実です。データ無制限の一方で、賢く活用することでより大きな恩恵を受けることができます。

また、楽天モバイルの経営状況を踏まえて、将来の展望、持続性という点でも掘り下げていきます。通信技術の進化や業界のトレンドに対する適切な対応が、楽天モバイルの持続性を支える重要な要素となることは疑いありません。

筆者は2024年1月7日に楽天モバイルをメイン回線としてmineoからMNPで乗り換えました。

楽天モバイルは2023年10月に念願のプラチナバンドを獲得することが決定しました。実際の運用はまだですが、繋がりにくいという課題が将来的に取り除かれる可能性があります。

この記事を通じて、楽天モバイルの魅力とポテンシャル、そして利用者が意識すべきポイントについて深く理解し、最適な利用方法を見つけていただければ幸いです。

楽天モバイルのメリット

楽天モバイルのメリットとして以下の点があります。

楽天モバイルのメリット

  • ワンプラン従量制のシンプルな料金体系
  • 月間20GBを超えても3,278円(税込)
  • 楽天LINKアプリで通話が無料
  • 楽天経済圏ユーザーはポイントを有効活用できる

楽天モバイルはワンプランなので料金プランを選ぶ必要がありません。月額料金が3GBまで1,078円、20GBまで2,178円、20GB超3,278円です。

データ量を気にせずに使えるのはメリットが大きいです。また、データ使用量で月額料金が変動するので工夫すること料金を抑えることも可能です。

通話は「楽天LINK」というアプリを利用することで国内通話が無料になります。データ回線を使用するタイプなので音声品質が安定しないことがありますが、通常の使用なら問題はありません。

楽天経済圏のユーザーならポイントを有効に活用することが可能です。楽天市場のポイント倍率もわずかですが増えます。後段でも触れますが、ポイントを楽天モバイルの料金に充当することもできます。

楽天モバイルのデメリット

次にデメリットとして以下の点があります。

楽天モバイルのデメリット

  • 場所により電波がつながりにくいことがある
  • 建物内、地下が特につながりにくい
  • 経営の持続性に不安がある

楽天モバイルのデメリットとして電波の"つながりにくさ"があげられます。都市部の屋外であればほとんどの場合問題ありません。auとのローミング契約もあり、以前と比べるとつながりにくさは改善されています。ただし、複数の帯域を束ねて通信する"キャリアアグリゲーション"という方法が使えないのは惜しいところです。

また、エリアによっては繋がらないという状況が見られますので、契約を検討する場合は自分がつながりやすいエリアにいるのか否かを確認しておくことをおすすめします。特に建物内と地下の電波状況が良くないのでこの点は注意が必要です。

さらに、楽天モバイルは自社の1.7GHz帯とauから一部の地域で借り受けている800MHz帯の2つの帯域しかありません。そのため特に建物内で電波が掴みにくいという現象が見られます。

ただし、この問題は狭帯域ながらプラチナバンドの獲得に成功したため1、2年後には解消されるものと想定できます。

そのため筆者は楽天モバイルをメイン回線に格上げしました。

コストの節約方法(筆者の利用方法)

ここでコストの節約術になります。筆者の利用方法を参考にしてください。

外出が多ければ楽天のモバイル回線を多用することになりますので、特筆するようなコスト削減術はありません。

屋内、特に在宅が多く自宅にWi-Fiを用意しているならWi-Fiを多用すれば月間のデータ量を抑えることでコストを抑えることができます。筆者の場合、在宅率は高い方です。

筆者の場合、デュアルSIMでメインが楽天モバイル、サブがpovo2.0で運用しています。

また、筆者は楽天経済圏ユーザーで月間の取得ポイントがほどほどにあるので楽天モバイルの費用を楽天ポイントを充てるという方法を利用しています。

楽天モバイルの業績と将来展望

ではここで楽天モバイルの業績を見てみましょう。楽天モバイルは1月から12月が事業年度です。2023年1月から6月までの半期の業績を紹介します。

楽天の事業のうち、モバイルの業績です。純粋に楽天モバイルだけの業績ではありませんが、ここでは全体感を把握するため単純に開示された情報を確認します。

売り上げが1,760億円、損益が1,850億円の赤字です。売上が増収、損益は赤字幅は縮小しています。ただし、楽天モバイルのMNO(キャリア)事業開始以来、巨額の赤字が続いています。

巷では経営が危ないという評価です。筆者も同感ですが、楽天モバイルがMNO展開してからずっと契約しており、便利に使えていることから「頑張ってほしい」と考えています。そのため、まだしばらくは見守ろうと思います。

auとのローミング契約もあり、今後は狭帯域ながらプラチナバンドが獲得したできたので悪いことばかりではなさそうです。今後はメイン回線への格上げ時期を探る段階に入りました。

まとめ

ここまで、楽天モバイルの可能性、メリット・デメリット、将来の展望について紹介しました。随分と便利に使えているので継続性に期待しています。

しばらくは経営状況とプラチナバンド獲得によるメリットがどこまで実現できるかがポイントになります。

参考記事→楽天モバイルはつながらないの?エリア、料金など総評価!大都市や副回線なら問題なし!

参考記事→楽天モバイルは東海道新幹線の高速移動でも使える!|2023年3月更新

参考記事→楽天モバイル 第4のキャリアとしての評価!(2020年8月2日)

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