楽天モバイルは大都市圏や副回線なら使える!エリア拡大で不満なし!

楽天モバイルアンテナピクト

この記事では2020年4月に"第4のキャリア"となった楽天モバイルを2年以上使ってわかったことをデメリットや注意点をふまえて説明します。

楽天モバイルが本当に使えるのか?という疑問を持つ方は多いと思います。評判は様々ですが、結論から言うと"大都市エリアでの使用や副回線としての使用ならほぼ問題なし"です。人口カバー率は97%を超えています。

理由は次の通りです。

東京都23区内や大阪市内などの大都市エリアでは、おおむね良好な通信ができます。ただし、建物内では通信状態が悪くなる場面がありますが、最近(2021年〜2022年)は通信ができなかったということはありません。

大阪東京間の移動や地方都市への旅行でも圏外になることはほとんどありません。

楽天モバイルは回線を別途用意しておき、副回線として使用する方法がおすすめです

その方法として、デュアルSIM対応機種(例:物理的SIM+eSIM可)を用意し、1台の端末で2回線を利用します。1枚のSIMを通話用、もう1枚をデータ通信用にします。少々面倒ですが、こうすれば必要に応じて手動で切り替えることができますので、いざという時に困らなくてすみます。

デュアルSIM参考記事→おすすめデュアルSIM組合せ例紹介!メリット-デメリットも

主回線として使用に耐えない場合は再度他社に乗り換えるという方法もあります。

楽天モバイルの新料金プラン"Rakuten UN-LIMIT Ⅶ"が2022年7月から開始になりました。これは従量制の料金プランでデータ使用量に応じて料金が変動します。ワンプランなので料金プランを選ばなくていいのはとても便利です。

2022年7月以降は"Rakuten UN-LIMIT Ⅶ"となり"1GBまで0円"運用はできなくなりました。

現在は3GBまで1,078円、20GBまで2,178円、20GB以上3,278円という従量制の料金体系です。

画期的な料金プランの楽天モバイルですが、実際には"つながらない"などの声が聞かれます。基地局整備は随分進みましたが、つながりやすい"プラチナバンド"が割り当てられていないことが影響しています

この記事では"楽天モバイルについて理解しておくべきこと"について解説します。

記事の後半では筆者の利用体験も掲載しています。

MacBookProとiPhoneのイメージ画像

楽天モバイルの料金

楽天モバイルの料金はワンプランで従量制です。選ぶ必要がありません。

2022年7月1日以降の料金体系(既存ユーザーは自動で新プランに移行)

データ量/月 3GBまで 20GBまで 20GB以上
料金 1,078円 2,178円 3,278円

どんなに使っても最大で3,278円です。しかも使ったデータ量に応じて月額料金が変わります。料金プランを考える必要がなく、シンプルなのはいいですよね。

3GBまでの料金は他社と比べると割高ですが、中容量以上のユーザーなら問題ありません。

楽天モバイルの特徴

データセンターのイメージ画像

・データ通信量の制限がない

とにかく使い放題が強みです。1日あたり10GBの制限があると言われていましたが、未確認ながら現在は制限が解除されている可能性があります。理論上は速度制限なく使えます。

速度制限されていた時においても、筆者の実測では2Mbpsから3Mbps弱の速度が出ていました。また、午前0時を過ぎると制限解除されるので月末まで困ることもありません。3Mbpsの通信速度があればWEBの閲覧やYouTubeなどの動画視聴の利用では支障がありません。

東京で単身赴任をしていた2021年3月までは固定回線の代用としても十分に利用できました。当時の通信速度はおおむね10Mbps〜40Mbps(楽天回線時)を維持していました。

※通信速度の説明についてはこちらの記事をご覧ください。→格安SIM  最新の通信速度情報(4社比較)

・専用アプリ"Rakuten Link"を使えば通話無料

専用アプリを使えば通話が無料です。通話先が一般的な固定電話や携帯電話に限られますが、困ることはほとんどありません。

音声回線ではなくデータ通信回線を使いますので、データ通信自体が安定していると音声品質もそこそこです。

なお2021年5月にRakuten Linkの一部仕様が変更され完全無料ではなくなりましたが、日本国内にいる限り影響はほとんどありません。

・店舗、電話、オンラインのフルサポート体制

店舗や電話対応があるのはいざというときに助かります。私はSIMカードの発送に関することで電話サポートに連絡したことがありましたが、対応自体は問題ありませんでした。

ただし、スマホや通信に関することで連絡したことはないのでサポートの知識レベルは未知数です。

※上記の特徴も含めたデメリットやメリットについてこのあと、記事で説明します。

楽天モバイルのデメリット・注意点

携帯基地局アンテナのイメージ画像

・建物内が特に弱い(プラチナバンドの割り当てがない)

現在、楽天モバイルは"バンド3"と呼ばれている1.7GHzの帯域だけが割り当てられています。(4Gの場合)

モバイル通信に必須で重要なプラチナバンドが割り当てられていません!

docomo、au、softbankの3キャリアはプラチナバンドと呼ばれる遮蔽物を回り込む(透過する?)性質の電波帯域が割り当てられていますが、楽天モバイルには割り当てられていません。

このプラチナバンドがあると、建物内にも電波が届きやすくなるのでつながりやすいというメリットがあります。

電波の割り当ては国(総務省)が行ううえに、プラチナバンドの帯域自体が限られている関係で楽天モバイルへのプラチナバンドの割り当てには年単位での時間がかかると考えらえます。

楽天モバイルにはプラチナバンドが割り当てられていないので、建物内ではつながりにくい、またはつながらないといったことが起きます。

特に大規模商業施設では注意が必要ですが多くの場合は"ローミング"と言って楽天モバイルはauの回線を借りています。

・地下街や地下鉄では楽天モバイルの電波がない

現在のところ、地下鉄や地下街では楽天の基地局がないためパートナー回線(au) による通信になります。

パートナー回線で通信する限りにおいて、月間5GBのデータ量の上限という制約があります。




・端末対応の状況|iPhone正式対応

楽天モバイルに対応できる端末が少ないです。

ただし、2021年4月下旬に楽天モバイルはiPhoneシリーズに正式対応し、端末販売も開始しました。iPhone7やiPhone8など旧い端末も最新のiOSで使用することが可能になりました。

iPhoneの設定自体はとても簡単です。OSは最新版に更新して、さらにバックアップをとっておきましょう。以下の例は新規で電話番号を取得した場合です。MNPで電話番号を移行する場合は手順が異なります。(2021年5月現在の情報)

iPhone本体の電源をオフにしてからSIMトレイを抜き取ります。

iPhone7_rakuten_SIMトレイ

SIMトレイに楽天モバイルのSIMカードをセットします。

iPhone7_rakuten_nanoSIMセット

セットしたSIMカードをトレイと共に挿入します。

iPhone7_rakuten_SIM_insert

電源投入後にSIMカード挿入後にキャリアアップデートのポップアップが表示されたらアップデートします。ポップアップが表示されない場合はこの手順は飛ばしてください。

iPhone7_rakuten_update

念のため再起動をすると楽天の電波を掴みます。

iPhone7_rakuten_after_update

これで使用開始になります。

※OSは最新にアップデートしておきましょう。

対応端末自体はあまり多くありませんので、楽天モバイルに申し込む際は使用するスマートフォンが対応しているのか、しっかりと確認する必要があります。

現在のとこと楽天モバイルの対応バンドは"バンド3"(1.7GHz)のみです。

・サポート態勢や対応レベルが未知数

私自身はSIMカードの発送で電話対応を受けた経験がありますが、スマートフォンや通信に関する知識レベルがどうなのかはわかりません。

また"Rakuten Link"アプリのバグ対応の経過を見ていると技術的なサポート力に不安を感じることがあります。

サポートはあまり期待しない方がいいかもしれません。




楽天モバイルのメリット

ネットワークケーブル

・楽天モバイルの電波を掴みさえすれば最強

楽天モバイルのメリットはなんといってもつながりさえすれば、データ量の制限がないので、データ量を気にする必要がないという点です。

通信速度は爆速ではありませんが、特別に遅いと感じることはありません。もちろん通信環境が刻一刻と変わりますので、いつも安定しているということはありませんが、つながりさえすれば困る場面はほとんどありません。

・ワンプランで使っただけ課金

プラン選びで迷う必要がありません。あとは月間のデータ資料量に応じて月額の支払い額が確定するというだけです。

2022年7月1日以降の料金体系(既存ユーザーは自動で新プランに移行)

データ量/月 3GBまで 20GBまで 20GB以上
料金 1,078円 2,178円 3,278円

 ・"Rakuten Link"で通話が無料

電波がつながれば、という条件付きですが通話が無料というのは助かります。ただし特定番号、フリーダイヤルやナビダイヤルなどは無料で利用することはできません。

また専用アプリの使い勝手はまだまだ発展途上にあります。

楽天モバイルをおススメしないユーザー

マザーボード

・docomo、softbank、auと同じ品質を求める人

通信速度や安定性、特にエリアのカバー率は3キャリアと比べるとかなり劣ります。同じ品質を求める人には向いていません。

・大都市圏以外に在住する人

東京都23区内、名古屋市内、大阪市内であればかなりのカバー率です。この3都市であればいくらか不満があってもなんとか使えるでしょう。ただし大都市圏でも建物内はつながらない、つながりにくいというリスクが伴います。

私自身は東京都江東区内に住んでいた頃は特に困った経験はありませんでした。ただし、東京23区内の地上はauとのローミングがないこともあって大型スーパーの中に入るとつながらないということがありました。(2020年の情報)

 

・完璧主義の人(80点〜100点を求める人)

楽天モバイルはまだまだ発展途上でこれから通信事業として成長していく企業です。完璧を求める人には向きません。

楽天モバイルに興味のある方は、これからの期待を込めてサブ回線としての利用が最良の選択です。




楽天モバイルをおススメできるユーザー

スマートフォンとノートMac

・自宅滞在が多い人

あまり外出しない人で自宅には光回線などの固定回線があり、WIFiでスマートフォンを利用する場合は楽天モバイルが向いているかもしれません。

いわゆるライトユーザーです。

この場合、自宅周辺とたまに外出するエリアは楽天圏内でもパートナー回線(au)のエリアでも問題ありません。

パートナー回線は月間5GBの上限がありますが、月間3GBくらいしか使わないライトユーザーには全く問題がありません。データ量のコントロールをしたければ高速通信をオフ(最大通信速度1Mbps)にしておけばデータ消費されません。

パートナー回線の高速通信をオフにしても楽天電波につながれば高速通信になります。

・大都市圏で副回線利用

東京都23区内、大阪市、名古屋市といった大都市圏に住んでいるか、行動範囲がこのエリアに入るのであれば楽天モバイルはいいかもしれません。

まれにつながらないところがあるかもしれませんが、困る場面は多くはないでしょう。

また、どうしても不安がある場合は副回線として利用するのもありです。デュアルSIM対応機種(物理的SIM+eSIM可)であれば1台の端末で2回線を利用することも可能です。1枚のSIMを通話用、もう1枚をデータ通信用にします。必要に応じて手動で切り替えることもできます。




筆者の楽天モバイル体験

ここで私の楽天モバイルの実体験について説明します。

iPhone SE(第2世代)で楽天モバイルをeSIMにセッティングし副回線として使用しています。メイン回線はBiglobeモバイルです。

・東京都23区内での利用(2021年3月末まで単身赴任)

住居は東京都江東区の5階建マンション5階の1K西向き。

速度は常時30Mbps前後だがたまに低下する時があり十数Mbpsくらいまで下がることがあります。ただし通信自体で困ったことはありません。

勤務する場所は一般的な高機密高断熱のオフィスビル(築16年4ヶ月)で席は窓から約3メートル。現在の通信速度は常時15Mbps前後を示します。契約当初はパートナ回線(au/高速通信を手動でオフ)の電波をつかんでいたので800Kbps前後を維持。2020年10月頃から楽天電波をつかみ出して現在の速度となりました。

勤務するエリアは当初から楽天エリアでしたが、ローミングの電波が強かったのが原因と推測しています。

2020年10月に東京・大阪・奈良の一部でauとのローミング契約を終了した頃から通信状況に変化がみられました。

地下鉄では今もパートナー回線(au)ですし大型の商業施設などに入ると、ローミングがないのか圏外になることもあります。

こういう時は電子決済が使えなくなるので、主回線に切り替えて対処するという場面もありました。

iPhone

・大阪での利用(2021年4月以降、単身赴任解除後)

堺市北部エリア(大阪市の南側に隣接)の戸建住宅(軽量鉄骨2階建)

2020年4月(単身赴任解除前)から10月下旬まではパートナー回線をつかんでいました。10月頃からローミングが無くなったエリアということもあり、屋外では楽天電波をつかんだものの電波自体が弱く、自宅内1階ではほぼ圏外となりました。

2階にいるとアンテナピクト2本くらいでなんとか通信できる状態でした。

2021年2月に入ると突然、自宅内のどこにいても普通に通信できるようになりました。屋外の電波が強くなったことが要因だと思われます。

プラチナバンドがなくても電波さえ掴めれば戸建住宅でもなんとかなる、ということでしょう。

2022年4月以降、通信速度が改善しています。自宅内では数Mbpsから十数Mbpsの通信速度でしたが、2022年4月ごろから20Mbps〜50Mbpsの速度が出るようになりました。

地下鉄は東京と同様、パートナー回線(au)です。

・東海道新幹線での移動(高速移動)

※2022年3月〜4月に確認した状況です。

東京駅の駅構内はパートナー回線(au)中心でホームに上がってしばらくすると楽天電波に変わります。切り替わらない場合は手動で一旦、 Air Plane(機内)モードに切り替えて元に戻すと楽天の電波を掴むことがあります。

品川駅(車内)では楽天の電波を掴みます。

新横浜駅(車内)は楽天エリアですが、パートナー回線(au)を掴みます。

名古屋駅(車内)では楽天の電波を掴みます。名古屋駅手前の走行中でも楽天の電波を掴みます。

京都駅(車内)では楽天回線を掴みます。

新大阪駅(車内・車外)では楽天の電波を掴みます。

走行中はパートナー回線(au)を掴むことが多いですが、平野部は楽天回線を掴むことも多いです。




まとめ

楽天モバイルはつながりさえすれば最強ですが、エリアが狭くてつながりにくかったり、つながらない場面に遭遇することがあります。

まだまだ基地局が増加中で発展途上です。それでもメリットが見出せれば利用する価値はあります。

ユーザーの理解と覚悟が必要な通信事業者です。

一方で料金体系自体の価値は高いと考えられますので、副回線として利用するのが安全だと思います。

私自身はデュアルSIM端末で副回線として様子をみながら、良いタイミングで主回線としてあらためて契約する方法で対処する計画です。

参考記事:楽天モバイル 第4のキャリアとしての評価!(2020年8月2日)

 

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