筆者おすすめのAnker(アンカー)製の左右独立型のBluetooth・ワイヤレスイヤフォン、"Soundcore Liberty Air2"を詳細にレビューします。
"Anker Soundcore Liberty Air 2"はコストパフォーマンスに優れたBluetoothワイヤレスイヤフォンです。
特徴は個人の耳の聴き取り能力を測定して結果に合わせてイコライジング調整が出来るという点です。
マイクも内蔵されているので、通話も可能なので電話やWEB会議などに利用することができます。
約1年前にAnker製のワイヤレスイヤフォン"Soundcore Liberty NEO(第2世代)"を購入しましたが、こちらはマイクが無いため"Anker Soundcore Liberty Air 2"の購入に至りました。
Anker Soundcore Liberty Air2はコスパ抜群の左右独立型のワイヤレスイヤフォン
"Anker Soundcore Libert Air2"を購入したのは次の理由からです。
・一つのワイヤレスイヤフォンでプライベートも仕事もカバーしたかった
・オンライン会議にマイク機能が必要であった
・音質にこだわりはないが、機能的にアップグレードしたかった。(ただし実売価格10,000円以内)
・装着時の耳への負担感を少なくしたかった
高い性能は望みませんでしたが、マイクを含めてあまり貧弱な性能のものは避けたいと考えました。
その点Anker社の製品は私自身のモバイルバッテリー、Soundcore Liberty NEOでの使用実績があり信頼性が高かったことが"Anker Soundcore Libert Air2"を選んだ背景にあります。
"Soundcore Liberty Air2"製品スペック紹介
"Anker Soundcore Libert Air2"のスペック
・左右独立型ワイヤレスイヤフォン
・再生可能時間:7時間再生可能(充電ケース使用で28時間)
・充電ポート:USB Type-C
・充電時間:約1.5時間(イヤフォン)/約2時間(充電ケース・ケーブル使用時)/約3.5時間(ケース・ワイヤレス充電時)
・通信方式:Bluetooth5.0
・防水規格:IPX5
・Bluetoothプロファイル:A2DP、AVRCP、HFP
・対応コーデック:AAC/SBC/aptX
※製品の説明にノイズキャンセリングの表記がありますが、これはマイクの機能に関するものでイヤフォンのスピーカー機能に関するものではありません。
装着感と装着時の注意点
装着感はまさにピッタリです。
耳への密着度も高く、外部の音も入りにくく、音に集中することができます。一方で外の音が入りにくくなるので外を歩くときは周囲への注意が必要になります。
耳への負担感は、以前に使用していた"Soundcore Liberty NEO"より軽くなった感じがします。
"Souncore Liberty Air2"の耳への装着は7種のサイズのイヤーチップを選択することから始まります。
イヤーチップの選択は音の聴こえ方に影響をするのでとても大切です。イヤーチップについては全てのサイズを試すようにしてください。たとえ途中で「これがピッタリ」と感じたとしても全て試してください。
さらに「ピッタリ」な装着感と同時に負担感にも注意を払うのが良いです。
「ピッタリ」と感じても耳への負担を感じると快適に音楽を楽しむことができません。このあたりのバランスが大切です。
私の場合は、最初に"XL"を使っていましたが使ううちに装着感が曖昧な感じがしたので次に"S+"を選びました。
さらに、この"S+"はそこそこの期間使用しましたが、少し"キツい"感じがしたので、さらに他のサイズのイヤーチップを試して"S"→"L"を使っています。
今のところ装着感と耳への負担が一番バランスが取れていると感じます。
より高い装着感と密閉度があることが重要です。
"Soundcore Liberty Air2"の音質
音質は特別に高音質というわけではありませんが、ほど良い低音とバランスの取れた心地よい音といえます。
使用開始からしばらくの間は音の固さが目立つかもしれませんが、使用するうちに落ち着いてきます。
中音域、高音域はしっかり出ていますし、低音は過度な感じはなく穏やかな低音です。
さらに音自体が音源に素直に出てくるようなので、楽曲によって印象がかなり変わります。
"Souncore Liberty Air2"には6mmのドライバが使用されています。これは同時期に発売された"Soundcore Liberty NEO(第2世代)"と同じです。
そのため実際の音質はSoundcore Liberty NEO(第2世代)と大きな差は感じられません。
違いは、"Soundcore Liberty Air2"にはアプリが用意されていて、"HearID"機能で最適な聴こえ方の調整やイコライザーによる調整も可能です。
この点が"Soundcore Liberty NEO(第2世代)"とは異なる点です。
"HearID"機能で検査したところ、私の場合は"高音"がうまく聴き取れていないようでした。
検査をするだけで、プロファイルが設定されて私の耳の能力に合った調整がされたで、今まで使っていた"Soundcore Liberty NEO(第2世代)"とは明らかに高音の聴こえ方が違っていました。
高音が良く聴こえるだけでなく音像自体がクッキリした印象になりました。
ただし、HearIDの設定をオンにすると私の弱点である高域のレベルを上げるのではなく、高域以外の帯域を押し下げているようです。そのため音量が下がったように感じます。
結局HearIDは使わずに、検査で判明した聴き取れていない高域をイコライザーで補正して対処しました。
"Soundcore Liberty NEO(第2世代)"は"イヤーチップ"と"イヤーウイング"という2つの樹脂・ラバーパーツ を使って耳に装着しますが、"Souncore Liberty Air2"はイヤーチップだけで耳に装着します。
装着時の耳への密着度や密閉度合いが音の聴こえ方、特に低音の聴こえ方の良し悪しを決めることになります。
高音質を求める方にはさらに上位機種の"Soundcore Liberty2 Pro"という製品がありますので、こちらを検討するのもイイでしょう。
筆者は試していませんが、最近では"Soundcore Life P3"が発売されましたのでこちらも選択肢として検討するのも良いと思います。
音質はわかりませんがスペック上では機能・性能ともに向上しているようです。
バッテリーの持続時間
購入後間もないためバッテリーの持続時間は検証していません。Ankerはモバイルバッテリーで定評のあるメーカーのため、この点はあまり心配していません。
一度だけ長時間使用する機会がありましたが、3時間30分の音楽再生でバッテリーが45%減でしたのでおそらく公称値の7時間前後は使用できると思われます。
これまで使用してきた"Soundcore Liberty NEO(第2世代)"は購入直後は公称値である5時間をキープしていました。
ただし、使用経過に伴いバッテリーは消耗・劣化します。実際に1年間使用してきて1回の使用で5時間をキープするのは難しくなってきました。最近、検証したところ4時間強といったところです。
良い点
・ドンシャリ系寄りだが極端なクセがなく穏やかな聴こえ方
・イヤーチップが7サイズあるのでより安定した装着感が得られる
・操作はタッチ操作でわかり易くシンプル
・機器との無線接続が簡単
・比較的安価(通常7,999円、購入時は6,339円/アマゾンの期間限定セール)
・防水性能IPX5で水滴程度なら気にならない
・1回の充電で7時間使用可能(充電ケース使用で28時間)
気になる点
・製品のサイズが若干大きいと感じる
・タッチ操作の箇所を不用意に触れると反応してしまう
・接続する際、端末の画面に同製品の表示が2種類出てきて戸惑う
・初めの機器への接続はフル充電のうえ、ケース底面の接続ボタンを使用しての接続がおすすめ
"Anker Soundcore Libert Air2"まとめ
筆者は"Anker Soundcore Liberty Air2"を高く評価しており、大変満足しています。
高音質を求めるというより程よい音質・機能と価格がちょうど良いという評価をしています。
ポイントは耳への密着をしっかりと設定するということと最初の機器との接続に注意すれば、快適に使用することができます。
ワイヤレスイヤフォンは内蔵バッテリーの消耗の問題があるため、消耗品として2年から3年で買い換えることを前提に価格と性能・機能のバランスを重視しています。
この考えから、10,000円以内のバランスの良いワイヤレスイヤフォンを求めることにしています。
"Anker Soundcore Libert Air2"はこうしたニーズを十分に満たしてくれる製品といえるでしょう。
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