格安SIMは固定費削減、コストパフォーマンスという点でメリットがあります。まだまだシェアは低いですが、大手キャリア(docomo、au、Softbank)から格安SIMに乗り換えるユーザーが多くなりました。
とはいえ格安SIMはメリットばかりではありません。特に通信速度という点で注意すべき点があります。
使う時間帯や場所によっては通信速度が大幅に低下します。せっかくのコスト削減も使い勝手が悪くなっては意味がありません。
この記事では格安SIMを考える際にあなたのスマートフォンの使い方と格安SIMのメリットをうまく生かせるのか、検討の参考にしてください。
格安SIMと大手キャリアの通信速度の違い
格安SIMと大手キャリアの通信速度の違いは特定の時間帯や場所において顕著になります。
平日の昼12時台と朝夕の通勤・通学時間帯、さらに人が多く集まるターミナル駅などです。
筆者の実感では朝夕の通勤・通学時間帯の地下鉄でも通信速度が低下します。
こうした時間帯や場所以外では通信速度の格差を体験したことはありません。
肝心の使いたい時間帯に使えないのは困りものです。これは生活パターンによって異なりますので全ての人に当てはまるわけではありません。平日の昼12時台や一般的な朝夕の通勤・通学時間帯にスマートフォンをあまり使わない人にとっては問題になりません。
格安SIMの速度低下の要因
通信速度低下の理由は格安SIMが大手キャリアから回線を借りて運営しいるのが根本的な要因です。回線の帯域、つまり確保する通信容量が限られているからです。もう少しわかりやすく、道路に例えると借りられる道路の幅がコストの制約やそれぞれの事情から制約があるというのが要因です。
速度低下の実態は格安SIM事業者によって格差があります。ネット上に情報が溢れていますので、情報収集をしてより有利な格安SIMを探すことが重要です。
格安SIMの場合、通信速度低下は仕方ない部分ですので、こうしたことを理解した上で格安SIMへの乗り換えを検討してください。
通信速度の実態(筆者の経験)
筆者は今まで、mineo、Biglobeモバイル、OCNモバイル、QTモバイル、IIJmio、サブブランドとしてはUQモバイル、LINEMO、povoを利用してきました。キャリアは大手3社と楽天モバイルも利用経験があります。
実感としては大手キャリア≧サブブランド>格安SIMの順で通信速度が速いです。
ただし、格安SIMの通信速度低下は先にも述べたように特定の時間帯と場所だけです。また大手キャリアといえど通信が混雑する時間帯は格安SIMほどではありませんが、速度が低下します。
大手キャリア、格安SIMどちらを選ぶかは使い方やコストに関する考え方次第ということになります。
筆者の場合は長年格安SIMをメインに使用してきましたがそろそろサブブランドへの乗り換えを検討しているところです。
通信速度重視なら大手キャリアやサブブランドがオススメ
通信速度を気にしたくないという人は大手キャリアやサブブランドを選ぶべきでしょう。コストを考慮するならサブブランドです。
UQモバイル、povo、LINEMOのいずれも使用したことがあります。povo、LINEMOは現在も使用中です。
なにより通信速度を気にしなくて良い、というのは精神衛生上のメリットがあります。サブブランドならコストも抑え目でお財布にも優しいです。
筆者はpovoへの乗り換えを検討しています。基本無料(128Kbps)であとはトッピングで使い方に合わせて柔軟にデータ容量を選べる点を重視しています。
まとめ
ここまで格安SIMの通信速度低下の注意点を紹介してきました。
何を重視するかはあなた次第です。通信速度もコストも気になるならサブブランドまたは格安SIMから使い方に合う最適なブランドを選んでください。
ここで説明したのはあくまでもモバイル通信の場合です。自宅にいることが多く自宅のWi-Fiを利用することが多いのであればモバイル通信の選択は難しくありません。
最近では乗り換えもし易くなりました。頻繁に乗り換えるのは好ましくありませんが、1年ほど使ってみてダメなら乗り換えるというのもありです。
この記事が参考になれば幸いです。
参考記事→2023年/格安SIMおすすめ乗り換え先!早見表でメリット・デメリットを比較!