楽天モバイルUN-LIMITと格安SIM各社の通信速度(2020年5月13日版)

※この記事は2020年5月の楽天モバイル、mineo、Biglobeモバイルの通信状況をレポートしたものです。

楽天モバイルUN-LIMIT2.0の利用を開始してから2週間以上が経ちました。

さらにゴールデンウイークが明けて格安SIMの通信速度に変化が見られますので、今回は楽天モバイルと運用中の格安SIM各社の通信速度の状況についてレポートします。

楽天モバイルUN-LIMITの現在の利用状況

通信速度の測定結果の前に、楽天モバイルの状況です。

楽天UM-LIMIT2.0の利用開始から2週間ほど経ちますが、現在のところとても快適に使えています。

私の所在地は東京23区内で楽天モバイルの電波がしっかりつかめています。使用しているスマホはiPhone SEの第2世代で楽天モバイルはeSIMを利用して副回線として使っています。主回線はBiglobeモバイルのA(au)タイプです。

現状の楽天は電波のエリアが大都市圏を除くと限定的であり、実態的には実証実験の域を出ていないので、私自身は1年後に向けて検証で使っているという状況です。

今後の課題は基地局設置による楽天エリア拡大とiPhone対応がポイントですので、このあたりを見極めてから主回線にするかどうかを決めようと考えています。

そのためには楽天モバイルのパートナーエリアであるauの電波圏(800MHz帯)でどこまで使えるかを試す必要があります。

現在、緊急事態宣言と勤務先からの移動禁止や出社禁止の指示があるため楽天の圏外に出ていないので宣言が解除されたらauのパートナー回線エリアで検証する予定です。

楽天モバイルUN-LIMITと格安SIM各社の通信速度

ここからが本題の通信速度です。

楽天モバイルのUN-LIMIT2.0、BiglobeモバイルA(au)、mineo A(au)のパケット放題オン・オフ、IIJmio(docomo/eSIM)の計5パターンでブランド別に通信速度をみていきます。

測定時間は1日の中で最も速度低下がみられる昼の12時30分の前後の実績を用います。

緊急事態宣言が出てから格安SIM(モバイル回線)全体の通信が安定していて以前のような昼の落ち込みがほとんどありませんでした。

ところが5月11日(月)は緊急事態宣言が発出される前ほどではありませんが、昼の速度の低下がみられました。おそらくゴールデンウイークが完全に明けて出勤・外出する人が増えたのが要因かもしれません。

緊急事態宣言が解除されて人の動きが以前のようになると格安SIMの昼の速度低下によって各社の通信格差がわかります。

測定は2020年5月11日(月)から5月13日(水)までの3日間に亘り計測しました。

ブランド別、日付別に見ていきます。

楽天モバイル

5月11日(月)5月12日(火)5月13日(水)

Biglobeモバイル(au)

5月11日(月)5月12日(火)5月13日(水)

mineo(au)パケット放題オン

5月11日(月)5月12日(火)5月13日(水)

mineo(au)パケット放題オフ

5月11日(月)5月12日(火)5月13日(水)

IIJmio(docomo/eSIM)

5月11日(月)5月12日(火)5月13日(水)

楽天モバイルを除くとゴールデンウイークが終わるまでは高速を維持していましたが、5月11日(月)以降は昼の速度低下がみられます。

今回、意外だったのはmineoのパケット放題オフの時の速度です。

以前利用していた2019年8月の記録では最低で140Kbpsと昼の落ち込みが酷かったのですが今回は楽天を除くと測定した各社の中では速いとはいえませんが意外(失礼!)と優秀な速度でした。

楽天は速度の落ち込みがほとんど見られませんが、3日連続の測定では3日目の5月13日(水)が一番落ち込んでいます。

契約回線数にまだまだ余裕があるのかもしれません

この点が楽天モバイルの今後の気になるところです。楽天モバイルのWEBサイトでは1年間の無料キャンペーンを実施中ですので目標の回線契約数には届いていないのでしょう。

昼12時代の速度が気になる方は格安SIMの選択は慎重にやるのが良いと思います。

一方でそろそろ緊急事態宣言解除に向けた動きもあり、今回の測定のようにそろそろ通信速度が平常時に近づきつつありますので、検討を始めても良いタイミングが近づいているともいえます。

格安SIMを選ぶならどこ?

でも、中には待っていられないという方もいると思います。

そんな方にオススメなのがBiglobeモバイル、OCNモバイル、UQモバイルです。

一方で楽天モバイルはというと"1年間試しで使ってもいい"という方であれば選択肢としてはアリだと思います。

楽天モバイルについては別の記事でメリットやデメリットを説明していますのでそちらをご覧ください。限定的とはいえ自前回線を持っておりすでに格安SIMではなくなっているということもあります。

各社とも、イイところやもう少し頑張って欲しいというところはありますし、個人差はあると思いますがいずれを選択してもある程度の満足度は得られると思います。

Biglobeモバイル

Biglobeモバイルのメリットはエンタメフリーという有料オプションでYouTubeや音楽配信サービスがデータ量無制限で楽しめます。YouTubeをたくさん観る方にオススメです。

Biglobeモバイルのデメリットは速度の切り替えが出来ないという点です。

OCNモバイル

OCNモバイルは昼の速度の低下が少なくで安定した通信で利用できますし、料金プランやオプションが豊富です。さらに月額利用料が必要ですが"IP電話(050)"が利用できます。

UQモバイル

UQモバイルはauのサブブランドなので格安SIMと呼ぶかはともかく通信速度は昼の混雑する時間帯でもとても速くて私のおすすめ3社では一番早かったという経験があります。

通信速度で選ぶならUQモバイルがオススメです。

UQモバイルのデメリットは選べる料金プランのラインナップが少ないという点です。

IIJmio

IIJmioは格安SIMの中では老舗といえるだけあって料金体系やオプションが充実しています。また体感することはできませんが、設備にもそれなりに投資しているようで障害時のリスクも少ないという評判です。(あくまで評判です!)

IIJmioのデメリットは他社と比べると昼の速度が遅い!という点です。

まとめ

今回は楽天モバイルのその後の状況と最近の格安SIMの通信速度に関する話題でした。

今回あげた通信各社はいずれもメリットが多く、私自身何度も試したりしています。昼の時間帯に通信速度で我慢したくなければUQモバイルまたはOCNモバイルがオススメです。

昼の時間帯の混雑が気にならなければ、料金体系や各社のオプションが自分の使い方に合っているかなど、検討するのも良いでしょう。

私自身は主回線で利用しているBiglobeモバイルに満足しています。

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