今でも第1世代の"iPad Pro9.7インチ"をiPadOS16.1で使用しています。残念ながら2023年9月19日のiPad OS17メジャーアップデートで遂にサポート外になりました。
2016年から7年間使用してどこまで使えるのか検証してきましたが, 2023年にiPad Air(M1、第5世代)に乗り換えました。
iPad OS17以降(最新iPadOS18)は"第1世代iPad Pro9.7インチ"をサポートしていません。
OSのサポートが終了してもすぐに使えなくなるわけではありません。少なくとも使用しているアプリが対応しなくなった、セキュリティアップデートの対象外になった、iPad本体が故障または動作が許容できないくらい遅くなった時が寿命といえます。
"第1世代のiPad Pro9.7インチ"はプロレベルのクリエイティブな作業をしなければ十分利用できます。筆者は動画視聴やウェブサイトのブラウザーとして使用していましたが全く問題ありません。ブログの記事編集も"第1世代のiPad Pro9.7インチ"で行なうことがありました。
第1世代iPad Pro9.7インチを長期間使用した理由は次の通りです。
2023年9月19日にリリースされたiPad OS17では"iPad Pro9.7インチ"のサポートが外れました。
とにかく音が良いので音楽や動画を楽しむにはちょうど良かったのです。
使っていて気になった点はバッテリー劣化です。6年も使うとバッテリーが劣化してきて、電源を繋がない状態での長時間使用は厳しいです。
ストリーミングで動画を視聴すると約5時間でバッテリー残が29%程度です。この消費速度だと7時間ほど動画を視聴するとバッテリーが尽きるでしょう。
iPadOS16.1へのアップデート後、気になることはほとんどありませんが、時折、動作が遅い、特にアプリの起動時に遅いと感じる時がありました。
とはいえ、時折見せる挙動にストレスを感じ始めていたので、iPad Air(M1)に乗り換えたのです。
参考記事:iPadはApple整備済製品・中古品など型落ちが十分使えます!
"初代iPadPro9.7インチ"と現行iPadシリーズ性能/スペック比較
現行機種との性能を比較します。
"第1世代のiPad Pro9.7インチ"は"iPad(第9世代)"を除く現行機種と比べると性能的に劣るのは明らかですが、"iPad(第10世代)"と比べると"第1世代のiPad Pro9.7インチ"の方がいくつかの点で優れています。
ポイントは4スピーカーで音が良いのとフルラミネーション・ディスプレイの2点です。
まず、ステレオ4スピーカーで臨場感があります。音楽や映画・ドラマを観るのに外部スピーカーが必要ないくらいです。iPad(第10世代)で横向き両側配列のスピーカーになりましたが2スピーカーです。
次にディスプレイ性能の秀逸さです。これも現行iPad Proとの差はピクセル解像度(画素密度は同じ)のわずかな違いとプロモーションテクノロジー(60Hzと120Hzの違い)の2点です。
CPUの能力を除けばiPad Air(第5世代)の下位、"iPad(第10世代)"の上位といえます。
買い換えるとしたら現行の"iPad Air(第5世代)"以上の選択をしないと満足度が低下するでしょう。ギリギリ許容できるのはiPad(第10世代)ですが、ディスプレイ性能が劣るので微妙です。
以下は現行機種との比較です。(クリックで拡大表示可)
※RetinaディスプレイとLiquid Retinaディスプレイの違いは画面の四隅の形が角張っているか丸くラウンドしているかの違いで画質の違いを指したものではありません。
参考記事:2023年iPad最新モデルの選び方|容量・Wi-Fi・セルラー|Pro・Air・mini・無印
気になるバッテリー劣化
筆者の場合、第1世代iPad Pro9.7インチは自宅デスクにおけるサブ機の役割です。デスクのMac Book Pro13インチが作業でふさがっている時、"第1世代のiPad Pro9.7"を使って動画やWEBサイトの閲覧に使用しています。
BGM用に音楽を流すのに使う場合も多いです。
特別に複雑で高度な作業をするわけではありませんので動画やWEBサイトの閲覧であれば十分使用できます
動画撮影のカメラとしても使用できます。Apple PencilもSmart Keyboardも使えます。スプリットビューを使うこともできます。4スピーカーステレオで動画や音楽を楽しむのに適しています。
6年も経過すると特別に高性能というわけではありませんが、不満も感じないというのが正直なところです。2016年のiPadが6年を経ようとしてもなお、十分に使用できるというのは驚きです。
OSのサポートが外れた後もいつまで使用に耐えるのか興味があります。
一つだけ気になっているのはバッテリーの劣化です。自宅で使うためバッテリー劣化は大した心配はありませんが、消耗が早くて充電が遅いというのが気になります。
実際にバッテリー消費を測定したところストリーミングで動画を視聴すると約5時間でバッテリー残が29%程度です。この消費速度だと7時間ほど動画を視聴するとバッテリーが尽きるでしょう。
公称値が9時間なので6年以上使用したバッテリー劣化としては優秀な方だと思います。
- 動画視聴開始1時間経過で残92%
- 動画視聴開始2時間経過で残78%
- 動画視聴開始3時間経過で残63%
- 動画視聴開始4時間経過で残45%
- 動画視聴開始5時間経過で残29%
まとめ
発売から6年以上が経過しているとはいえ、当面の間、活用することができますが、OSのサポートが外れたので今更バッテリーを交換することは考えていません。
現行のiPadシリーズと比べてもCPUの性能を除けば、そしてプロレベルのクリエイティブな作業をしなければ、大きな問題はありません。
あとはOSのサポート期間が気になるところでしたが2023年9月19日のiPadOS17ではサポートから外れました。
一世代前や二世代前の製品をAppleStoreの整備済み品などで購入するのも選択肢になります。整備済み品は欲しい機種が常に販売されているわけではないので、様子見をしているところです。
2024年11月現在最新のiPad OS18対応モデルは次の通りです。※太字マーカーは現行モデル
13インチiPad Pro(M4)
12.9インチiPad Pro(第6世代)
12.9インチiPad Pro(第5世代)
12.9インチiPad Pro(第4世代)
12.9インチiPad Pro(第3世代)
11インチiPad Pro(M4)
11インチiPad Pro(第4世代)
11インチiPad Pro(第3世代)
11インチiPad Pro(第2世代)
11インチiPad Pro(第1世代)
13インチiPad Air(M2)
11インチiPad Air(M2)
iPad Air(第5世代)
iPad Air(第4世代)
iPad(第10世代)
iPad mini(A17 Pro)
iPad mini(第6世代)
iPad Air(第3世代)
iPad(第9世代)
iPad(第8世代)
iPad(第7世代)
iPad mini(第5世代)
関連記事:iPad mini 第5世代 まだ使える!今も現役、良いところ気になるところ
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